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地元農産物の消費拡大を 住民と生産者つなぐ仕組み構築へ
2011-12-26
ファッションタウン桐生推進協議会(日野茂会長)の「NECO(ネコ)プロジェクト」と群馬大学工学部とが連携し、桐生の農業の消費拡大に向けた新たな取り組みが進んでいる。市民が生産現場に直接赴き、農作物がつくられる過程への理解を深めてもらいつつ農家の収入に結びつけ、消費者も得する仕組みづくりを目指している。
「NECO」は「ネーチャー(ニュー)・アンド・エコ」の略で「自然と共存する新しいエコ活動」の意味を込めた命名。プロジェクトは昨年発足し、工学部の鵜飼恵三教授と岩崎春彦客員教授、それに桑原園芸(新里町、桑原市郎代表)で実用化に向けた研究開発中の炭培土の活用法などをともに探ってきた。
桐生地域ではさまざまな農作物が生産されているが、地元でも十分に理解されていない現状がある。そこで同プロジェクトは新たに住民と農業とがそれぞれ利益を享受しながら結びつきを強める仕組みづくりに着手することにした。
試験的な取り組みとして24日、黒保根町の園芸農家「アグリ・ベイス」(多和田圭一さん経営)をメンバーら20人が訪問。栽培ハウスで小売店では見られない多彩な品種が育てられている様子を見学し、栽培法やよいシクラメンの見分け方などの説明を受けた。現場ならではの体験に参加者らは一様に感激していた。
「合併後も旧市と旧村部で互いの生活の様子が見えていない中、まず知ることで大事な資源が見えてくる」と取り組みを主導する岩崎客員教授。
「農家は消費拡大につなげることができ、時期が終わると廃棄代を払って処分していた作物を安く売れば収入になる。双方にメリットがあり、資源の有効活用に結びつく。お金を掛けずにエコな社会づくりができる」と狙いを語る。
迎え入れた多和田さんも「現場を見て過程を理解していただけるのはうれしいし、花の普及にもなる。生産者もつくって売るだけの時代ではなくアピールが必要。有意義な取り組みだと思います」と喜んでいた。
農作物の種類によっては、人が足を踏み入れることで病気の発生などの懸念もあることから、プロジェクトでは対象を見極めつつ活動を広げていくつもりだ。

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