桐生タイムス_20120112 | 「渡良瀬川上流に土砂ダム」 発生想定し図上訓練

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「渡良瀬川上流に土砂ダム」 発生想定し図上訓練

2011-12-21

 土砂崩れなどで川がせき止められて発生し、決壊すると下流域に被害を及ぼす土砂ダム。渡良瀬川上流部の直下型地震に伴う土砂ダム発生を想定し、桐生・みどり両市を含む流域の行政関係機関が20日、ロールプレーイング方式の図上型防災訓練を行った。
 2008年の岩手・宮城内陸地震、04年の新潟県中越地震などで注目された土砂ダム発生に備え、国土交通省渡良瀬川河川事務所が前年度から、渡良瀬川流域の群馬・栃木両県と桐生・みどり・日光各市の担当者を招いて実施している。
 今年は、みどり市北東部で9月20日午前9時、マグニチュード7の直下型地震(桐生・みどり・日光市の最大震度6強)が発生したと想定。日光市足尾町内ノ篭で大規模な土砂ダムが発生し、みどり市東町小中で土砂崩れが起きたとした。
 訓練は午前10時から午後4時まで、足利市の国交省渡良瀬川河川事務所で開催。ロールプレーイング方式の図上型訓練は、発生時に予想される事態や状況などを、指揮部が演習部に示し、その演習部の意思決定や行動選択によって進める。
 河川事務所や両県、流域3市の防災担当者ら約80人が参加。大会議室に関係機関がそれぞれ災害対策本部を立ち上げ、土砂ダムの決壊予防策や下流域の避難対策、土砂災害による孤立集落対策など、刻々と移り変わる状況に対応した。
 訓練中には関係機関が情報を共有するための合同調整会議も開催。終盤には模擬記者会見も行われるなど、本番さながらの緊張感ある質疑応答が飛んでいた。