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熱気球がつなぐ笑顔、避難者と市民が交流イベント
2011-12-19
東日本大震災や原発事故で桐生・みどり両市に避難している人たちと地元市民らが共催する熱気球搭乗会「一緒に乗ろう熱気球」が18日、桐生市相生町三丁目の桐生ユーユー広場で行われた。避難者約30人を含めた約300人が、青空の下での空中散歩を満喫。催しを通じて避難者と市民が親しくなり、“ご近所仲間”として笑顔で語り合う場面も多く見られた。
楽しい催しを通じて避難者と市民が交流する場をつくろうと、桐生広域福島県人会(上野文雄会長)が避難者グループ、NPO法人北関東産官学研究会(根津紀久雄会長)、きりゅう市民活動推進ネットワーク(中里嘉吉代表)、桐生市と共催した。
この日の一番乗りは、整理券配布1時間前の午前6時前から並んでいた長山朝之さん(39)、長男・竜司君(12)、長女・咲ちゃん(5)、祖母・澄枝さん(62)=桐生市梅田町一丁目=と友人の若林美知子さん(62)=同天神町一丁目=の5人。
長山さん一家は、避難者が多く暮らす梅田町一丁目の市営住宅近くで金物店を営む。会場で同住宅に住む避難者を紹介されると、「すぐ近くなんです」「お店知ってますよ」「今度ぜひ寄ってください」などと、“ご近所”の話題で笑顔の花が咲いた。
朝之さんは「兄嫁が福島県いわき市出身で親族が一時避難していたこともあって(避難者を)身近に感じる。交流できたらいいと思っていたので実現できてうれしい。熱気球からの眺めも素晴らしかった」と話していた。
この日の搭乗時間(午前8〜11時)中は、前日の強風がうそのように穏やかな好天に恵まれた。伊勢崎市の愛好家団体「熱気球倶楽部ぐんま夢座」(橋詰純一代表)が熱気球を操縦。約25メートルの熱気球を高さ40メートル前後まで揚げて係留し、1回数人が約5分間の空中散歩を楽しんだ。
搭乗を待つ列も途切れることなく続き、当初想定の150人をはるかに上回る約300人(うち避難者約30人)が搭乗。会場内では避難者らが前日から準備した温かい豚汁が振る舞われ、多くの避難者や市民が会話しながら親交を深めていた。

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