桐生タイムス | 知事選、大沢氏が圧勝

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知事選、大沢氏が圧勝

2011-7-4

 任期満了に伴う群馬県知事選は3日、投票が行われ、即日開票の結果、現職の大沢正明氏(65)=無所属、自民・公明・みんなの党推薦=が39万2504票を獲得、無所属新人で元県議の後藤新氏(50)の14万8790票を大きく引き離して圧勝し、再選を果たした。投票率は過去最低の36・62%で、東日本大震災直後の4月に行われた県議選の県平均49・08%よりも大幅に低く、極めて低調な結果となった。

開票結果          
当392,504 大沢 正明 65 無現
 148,790 後藤  新 50 無新
  33,355 小菅 啓司 60 共新
   6,515 海老根 篤 64 無新
              (選管確定)

 2007年の前回選で県議からくら替え出馬し、自民党公認候補として故小寺弘之前知事の5選を阻んで初当選した大沢氏と、小寺県政の中心人物として活躍した後藤氏との“因縁の対決”となった今回の知事選。大沢県政4年間の評価に加え、東日本大震災と福島第1原発事故を受け、防災やエネルギー政策なども論点になった。
 だが、1期目に際立った失政がなかったのに加え、激甚被災地でも原発立県でもない群馬で「震災対策」は明確な争点とはならなかった。あえて無所属で出馬したことで労組系などの支援も取り付け、圧倒的な組織力を誇った大沢氏が、有効投票数の7割近くを獲得して圧勝した。
 大沢氏は自民党県連を中心に、公明、みんなの両党の全面支援も受け、大半の県議や県内市町村の首長と議会、各種団体も支援する“オール与党”態勢を構築。中学卒業までの医療費完全無料化や、ドクターヘリ運行開始といった実績も一定の評価を得た形となった。
 後藤氏は「脱・最下位」を合言葉に、都道府県別の「地域ブランド力」調査で群馬が最下位であることを強調して、現職の「発信力」の弱さや県政の「停滞」を批判したが、知名度不足が響き、小寺県政時代の自身の実績や「県民所得10%アップ」などの公約を浸透しきれず、無党派層に支持が広がらなかった。
 共産党県委員長の小菅啓司氏は、知事選では23年ぶりの共産党公認候補として「脱原発」や「国保税値下げ」などの政策を訴えたが、選挙戦自体の関心の低さもあって支持が広がらず、3万票強を獲得するにとどまった。
 4月の桐生市長選にも出馬した海老根篤氏は、マイペースの選挙戦を展開。同市長選で得た6449票をわずかに上回るにすぎなかった。
 投票率は極めて低く、前回選の53・4%を16・8ポイントも下回ったほか、小寺前知事が4選した前々回(03年)の37・4%にも及ばず、有権者の選挙離れがより深刻化した。桐生市は32・92%、みどり市は30・57%で、県内12市平均の35・04%を下回り、両市民の約7割が投票に行かないという無関心さだった。