桐生タイムス | 岩手・高田高招き桐商野球部が「激励練習試合」

きょうの夕刊

LinkIconニュース一覧へ

岩手・高田高招き桐商野球部が「激励練習試合」

2011-5-27

 がんばろう東北、高校球児の仲間たち—。桐生市立商業高校野球部(武藤賢治監督)は東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の県立高田高校野球部メンバーを来月11日、桐生広沢球場に招き激励練習試合を行うことになった。同試合では生徒や野球部保護者会、県野球連盟桐生支部審判員らも被災球児を励まそうと全面支援、協力する。
 高田高校は3月11日の巨大地震のあとの大津波で甚大な被害を受け、校舎は津波で使用できず、いまは隣接する大船渡東高校の校舎で学習。津波は部員の野球道具一式をのみ込んだ。被災後、全国各地からの被災地支援への高まりのなか、高校や大学、ノンプロなどの現役監督、コーチさらにプロ野球選手ら全国の野球関係者で組織する「46会」=昭和46年(1971年)生まれ=が支援のひとつとして「被災地へ球音を」をスローガンに立ち上がった。 
 同会支援の形は物資、義援金などのほか、球児たちに野球(練習試合)の機会を与えるのもそのひとつではないか、と考えインターネットで同会メンバーに支援(練習試合参加)の呼びかけを実施。この呼びかけは同会員の桐生市商・武藤賢治監督、高橋正志コーチへも届いた。
 一方、46会は被災地高校への練習参加呼びかけを行った結果、高田高校が受け入れを承諾。いち早く練習試合参加に賛同していた桐生市商高野球部との試合が実現の運びとなったもの。
 桐生市商高は練習試合に備え前日の10日朝、武藤監督と清水哲也副部長らが40人乗りスクールバスで大船渡東高校へ出向き、高田高校野球部員ら25人ほどを迎えに行くという。同日の深夜桐生市に到着したナインたちは同校合宿所・至誠館に泊まるという。
 11日の試合は2試合を予定。第1試合午前11時ごろ、第2試合午後2時ごろ行う予定だ。桐生市商高野球部(56人)はベストメンバーで臨むそうだ。
 また、遠来のチームを迎え入れる桐生市商高は11日の夕食、野球部保護者会がバーベキューなどを用意、選手同士で交流を図る。さらに翌12日昼は保護者会の炊き出しと桐生市商高ビジネス研究会(松本智広顧問)が桐商名物の桑の葉入りうどん「清瀬うどん」100食を振る舞うという。また、同保護者会では野球道具を贈る予定だ。
 迎え入れる桐生市商高・坂本大喜主将は「練習試合では元気いっぱい、勇気づけられるプレーをしたい」と話している。なお、高田高校は1988年(昭和63年)の夏の甲子園、第70回全国高校野球選手権大会へ岩手県代表で出場している。