きょうの夕刊
ニュース一覧へ
若い力で継続支援、樹徳高生有志が被災地へ
2011-5-27
東日本大震災で津波に襲われた被災地の復興に力を貸そうと、樹徳高校(星野幸一校長)の生徒と職員の有志が活動を始めた。桐生災害支援ボランティアセンター(宮地由高センター長)と協力し、約350人の生徒がグループを組んで被災地を訪れ、泥かき支援を展開しようというもの。生徒の意思を尊重しようと、学校側では急きょ授業の支援態勢を整えるなど配慮。第1陣となる3年生40人が27日早朝、宮城県岩沼市の被災地に向けて出発した。
震災から2カ月以上がたち、ボランティアが不足している被災地も増えている。「これからを担う若い人たちにこそボランティアを体験してほしい」と、桐生災害支援ボランティアセンターでは各高校に打診。これを受け、樹徳高校では泥かきボランティアの希望者を募った。
その結果、350人もの生徒が協力したいと名乗りを上げた。「思いがけないほど多い人数で驚くとともに、生徒たちを頼もしく感じた」と、星野校長は話す。
「献身の意味を肌で感じるいい機会」と、同校の尾内正彰教頭らは急きょ、生徒たちがボランティアに従事しやすい環境を整備。40人一組のグループに分け、平日に日帰りで実施できるスケジュールを調整するとともに、ボランティアで授業を受けられなかった生徒をフォローする態勢などを整えた。
27日早朝、第1陣として参加した3年生の木部隆佑さんは「被災地の復興に少しでも協力したい」と話し、仲間たちとともにさっそくバスに乗り込んだ。同行した青山正伸教諭も「被災地のために何かしたいという思いは教諭にもある。そのいい機会だと思った」とコメント。
宮地さんは「若者が動いてくれるのは本当にうれしい。他の高校からも協力できそうな話が入っており、長期的支援への展望が大きく開ける」と期待をかけていた。

ホーム
HOME