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猛暑 商戦を後押し、2010夏総決算
2010-8-31
長雨など天候不順だった昨夏から一転、今年の夏は猛暑で、厳しい残暑も当分続きそうだ。ただ、この暑さを受けて夏物商戦は軒並み好調だった。レジャー関連も大幅に伸びた施設がある半面、暑さゆえに伸び悩んだところもあった。
猛暑の影響で「MEGAドン・キホーテ桐生店」では、就寝時に布団とシーツの間に敷いて涼を得る「ジェルマット」が7月から売れ、8月上旬に売り切れた。寝具売り場の特設コーナーに山積みになった商品が現在はほとんどない状態。首回りを冷やすジェル素材の商品も人気だった。
エアコンの販売も好調。家電販売店のエルハートいのうえ(桐生市本町五丁目)は「だいたい昨年の倍。8月中旬までは受注が絶えず、取り付け工事が大変でした」と話す。MEGAドン・キホーテ桐生店では、価格の安い扇風機や冷風機の衝動買いも目立ったという。
ビールや飲料もよく売れた。後藤酒店(同東五丁目)は「ビールだけで前年の2・5倍出た」とし、ほかでは「スポーツ飲料。桐生八木節まつりの前後には有名メーカーの商品が欠品。それ以外のものも品薄になり、異常だった」と振り返る。
ジェラートショップのミラノ(同相生町四丁目)では、夏の売れ筋である果実のシャーベットに加え、みどり市で生産される牛乳を使ったジェラートも好評。「暑い日には生産が追いつかないほどだった」とうれしい悲鳴だ。
「水着や浴衣といった行楽用は前年並みだったが、ワンピースなど普段着の婦人用衣料が伸びた」とは、アピタ笠懸店。「夏物は売り切れたが秋物の入荷が追いつかず、売り場が薄くなったテナントもある」と明かす。
一方で、食料品では「お盆すぎから、おでんや肉まんなどにシフトしつつあり、そうめんや冷やし中華は季節通りに落ちている」そう。同店では「暑さは続いていても商品は季節通りに動いているという印象」とする。
記録的な猛暑は野菜や果物にも影響。桐生地方卸売市場の卸業者・桐生青果によると、7月下旬から8月上旬にかけて野菜の卸値は例年に比べ、全般的に高めで推移した。
「生産者を抱えているので、都内ほどの高値にはなっていない」と前置きしながらも「ホウレンソウやダイコン、ニンジン、キュウリなどは例年に比べ、今もやや高い状態。暑さが続けば、影響を受ける作物が出るおそれもある」と指摘する。
暑い夏に売れるというスイカやモモなどは品薄状態が続いており、こちらは「売りたくても品がない」という。
レジャーに関係した地元施設のうち、大幅に来場者数を伸ばしたのは桐生市民プール。7、8月の有料入場者数(速報値)は2万5150人で、前年実績の1万9084人を6000人以上上回った。担当者は「天候に恵まれ、暑い日が多かったためでしょう」と分析する。
カリビアンビーチも7、8月(30日時点)の入場者数は8万8217人で前年同期比5653人増。7月はほぼ前年並みだったが、8月に大きく数字を伸ばした。特に終盤の伸びが目立った。 一方、「暑すぎた」というのは、桐生が岡遊園地。桐生市の小中学校の夏休み期間(7月21日〜8月24日)の来場者延べ人数は6万2074人で前年の8万7927人から29・4%減(2万5853人減)と大きく落ち込んだ。売り上げも約25%下がった。
同園は「猛暑日が続いてお客さんもぐったりし、なかなか来てもらえなかった」と渋い表情だ。

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