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みどり市にも“江戸生まれ” 148歳男性が生存扱い
2010-8-28
戸籍上生存扱いになっている高齢者が全国で相次ぎ判明している問題で、桐生市は27日、明治2年(1869年)生まれの141歳の女性を筆頭に、戸籍が残っているのに住民票がない100歳以上の人が168人いることを明らかにした。みどり市も同日、同様に所在不明の110歳以上の人が83人いると公表。中には、江戸時代の文久2年(1862年)生まれで、生きていれば148歳の男性もいるという。両市は今後、法務局と協議して、戸籍の整理を進めたいとしている。
問題発覚を受け、桐生市市民課は27日午前までに、同市に本籍がある100歳以上で、かつ、住所の履歴が記される「戸籍の附票」が空欄になっている人の数を調べた。その結果、168人の所在不明者が見つかった。
最高141歳の女性に加え、明治3年(1870年)生まれの140歳の女性も生存扱いになっている。ともに旧新里村内に本籍がある人という。
みどり市市民課は110歳以上を対象に調査。その結果、旧大間々町内に本籍がある148歳の男性をはじめ、130歳代13人、120歳代33人、110歳代36人が生存扱いになっていることが判明した。
明治2年生まれはマハトマ・ガンジーらと同い年で、戊辰戦争が終わった年。文久2年生まれは文豪・森鴎外らと同い年で、桐生市本町三丁目町会が所有する桐生祇園祭の山車「翁鉾(おきなぼこ)」が完成した年だ。
戸籍とは別に、住民基本台帳法に基づいて市町村が作成・管理する戸籍の付票は、その人の住所の変遷とその年月日が記載される。付票が空欄ということは、その人が住民基本台帳に載っておらず、所在不明であることを意味する。
戸籍が残存している理由について、両市では「戦争などで一家が離散、だれも死亡届を出さなかった可能性も」(桐生市)、「家族が先に亡くなり孤独死したケースや、その人の死後、家族が別の戸籍に移るなどし、亡くなった人の戸籍が放置されたケースもあるようだ」(みどり市)という。
今回発覚した戸籍残存問題は、住民基本台帳に基づいて行われている人口統計や年金支給、介護保険サービスなどは影響しない。
両市は6日までに、両市に住民票がある100歳以上の市民について、桐生市51人、みどり市20人(当時)全員の所在を確認した。

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