桐生タイムス_20120112 | 遊休農地活用し市民団体が菜種油を商品化

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遊休農地活用し市民団体が菜種油を商品化

2010-8-26

 みどり市笠懸町の鹿田山にある清水新沼周辺の遊休農地を活用し、菜の花を育てている市民団体「鹿田山環境保全ネットワーク」(橘内文夫会長)が、収穫した菜種約1・8トンから菜種油を搾り、初めて商品化した。その完成報告会が24日、同市大間々庁舎で開かれ、橘内会長が石原条市長に“一番搾り”の油を贈呈。石原市長は「ぜひ、みどり市ブランドに認定したい」と、市の新たな特産品に育つことを期待した。
 同ネットワークは2007年から、農水省の農地・水・環境保全向上対策事業などの補助金を受け、桑の木が生い茂っていた耕作放棄地約1・6ヘクタールを整備し、菜の花を育てている。大間々用水土地改良区が事務局を担い、地元の保育園や学校、老人会など28団体が参加しており、毎年の種まきや草刈りなどを行っている。
 今回商品化した菜種油は、昨年10月に種まきした菜の花を6月に収穫。6日間の天日干しを経て、7月に唐箕(とうみ)にかけて種を選別、埼玉県内の2業者に依頼して搾油し、精製前の「赤水」と呼ばれる褐色の油を450グラム入りのガラスびんで720本、精製した薄黄色の油を600グラム入りのペットボトルで500本つくった。
 「鹿田山菜たね油」と名づけた油は、2種類の油を1本ずつ化粧箱に入れ、1セット3000円で販売する。活動にかかわったボランティアの人たちに優先販売し、市内の学校や保育園など6施設で給食向けに無償提供した上で、一般向けにも販売するという。
 報告会で橘内会長は「28団体の絶え間ない努力で菜種油が実現した。今後も皆さんに喜ばれる鹿田山をつくりたい」とあいさつ。石原市長は「皆さんの思いの結晶がこの油。3000円は安いと思う。ぜひ、みどり市ブランドに認定したい」と述べた。
 補助事業は5カ年で、来年度で終了するが、市ではその後も、市民団体などと連携しながら、菜の花畑を中心とする鹿田山周辺の整備を続ける意向を示している。
 菜種油についての問い合わせは大間々用水土地改良区(電0277・73・5599)へ。