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100歳以上「健在です」 桐生・みどり両市で71人
2010-8-6
100歳以上のお年寄りの所在が分からないケースが全国で相次ぎ発覚している問題で、桐生・みどり両市では、100歳以上の人は5日現在で計71人おり、全員の所在が確認されているという。両市では100歳到達者らへの慶祝訪問などを通じ、本人に直接会っての確認に努めている。ただ、お年寄りの所在や安否を確かめる窓口は基本的には家族であり、「家族の話を疑ったり、プライバシーを踏み越えて調べるわけにもいかず、行政のできることには限界がある」という声もある。
桐生市には現在、最高齢の106歳の女性をはじめ、100歳以上の市民が51人いる。問題発覚を受け、市保健福祉部は▽介護保険サービスの利用実態▽施設入所の実態▽100歳到達者の慶祝訪問の受け入れ承諾▽民生委員を通じて面会—の四つの手段を通じ、全員の所在を確かめた。
また同部は5日、民生委員協議会の定例会で、担当地区の実態を把握し、不審な点があれば速やかに情報を寄せるよう要請した。さらに6日には、市地域包括支援センターを中心に、改めて100歳以上の全員に面会して安否確認に努める方針も決めた。
みどり市には現在、106歳を筆頭に100歳以上の市民は20人いる。100歳に到達した人は誕生日、ほかの人は9月の敬老の日に、市長や市議会議長、職員らが直接訪問し、敬老祝い金を手渡す事業を行っている。
「今のところ、すべて本人に直接手渡しており、所在確認ができている」と市民生部。今後、緊急入院や施設入所などの事情で本人に手渡せないケースも想定されるが、「その場合も職員が早急に状況を把握し、本人確認を徹底したい」(同)としている。
ただ、難しい問題もある。全国で発覚した所在不明の中には、家族が所在不明を知りながら行政に届けなかったり、本人と長期間会っていないケースもあった。桐生市保健福祉部では「例えば『遠方に身を寄せている』と家族に言われれば、それを信用するのが大前提。家族の話を疑ってまで調査するのは難しい」と本音を語る。
今回の問題については「家族や地域のつながりがしっかりあれば、何十年も所在が分からないという問題は起きないはず」(同部)と、社会の変化に行政も困惑している。

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