桐生タイムス_20120112 | キクラゲを人工栽培 健康志向で需要増期待

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キクラゲを人工栽培 健康志向で需要増期待

2010-7-29

 桐生市浜松町二丁目の中島崇至さん(55)はこのほど、キクラゲの菌床栽培(人工栽培)を始めた。人工栽培をしている人は日本では少なく、「桐生ではおそらく初めてでは」と中島さん。100グラム250円程度で販売していく。
 野菜いためなど中華料理の食材として知られるキクラゲ。中国などから輸入された乾燥品がほとんどで、国内産の生キクラゲはほとんど流通していないという。
 「カルシウムが多いキノコ」として知られているが、最近は、食物繊維と鉄分とビタミンDなどが豊富に含まれていることも分かり、漢方薬にも使われているという。
 中島さんは「今後の健康志向の食材として需要増が期待できる」と考え、森産業から菌を仕入れ、手作りの栽培工場をつくって独自の方法で生産に乗り出した。「自分の健康のことを考えたのがきっかけだった」とも。
 1年ほど前から、所有する空き工場の内部に透明なビニールシートで囲んだ空間をつくり、そこに棚を配置して菌床を置いた。棚の上部には、タイマーとスプリンクラーで自動的に水がまかれるシステムを設けた。一定時間ごとに散水することで、栽培に適した温度と湿度が保たれ、効率的に成長させられるのだという。試行錯誤し、ようやく安定した生産ができるほどになった。
 はんてんなど祭り関連商品の製造が本業の中島さん。「生のキクラゲはサラダや刺し身、てんぷらに適しています。農薬は使わず、水質検査に合格した井戸水を使っているので、それもアピールして販路を広げたい」と語り、キクラゲ栽培が新しい事業の柱になることを期待している。
 問い合わせは中島さん(電0277・46・3089)へ。