桐生タイムス | たんすから目覚め新たな装い きものリメークファッションショー

きょうの夕刊

たんすから目覚め新たな装い きものリメークファッションショー

2010-3-8

 古いきものを新しい洋服によみがえらせるアイデアを集めた「和のファッションショー」が7日、桐生商工会議所会館で開かれた。羽織がワンピースに、留め袖がドレスに、帯がジャケットやアクセサリーにと、見事にリメークされたおしゃれで実用的な洋服が次々に登場。約120人の観客はしきりに感嘆の声を上げ、自分流にきものを楽しむ知恵や工夫を学んだ。
 たんすに眠るきものを現代に生かす提案を続けている、桐生きものリサイクル研究会(近藤幸子会長)が主催。桐生市本町六丁目で近藤さんが経営するきものリサイクルショップ「睡蓮」を拠点に、メンバーらが作った100点近いアイテムを組み合わせ、自らモデルも務めながら、四季ごとの装いとして約70着を紹介した。
 都内からのゲスト出演も多数。きものリメーク教室を開く山後喜子さんのグループが作品を披露し、女性デュオ「心音(しのん)」が生演奏。小笠原礼法師範の高橋菱雪さんは、桐生が誇る“現代の名工”大澤紀代美さんの刺しゅうを入れて高級感を加えた色無地で登場し、会場を沸かせた。
 観客は「私にもできそう」と目を輝かせ、モデルの衣装を触るなどして作り方を想像。自らも和装リメークを楽しむ30代の女性は、「留め袖を再利用したドレスの美しさは目を見張った。きものリメークは桐生らしい素晴らしい活動。盛んになれば産業や観光の面でも新たな可能性が開けるのでは」と話した。
 白い大島紬(つむぎ)をリメークしたドレスで司会をした近藤さんは、「シルクは通気性や軽さ、暖かさに加え、体形を問わずフィットする『落ち感』もポリエステルにはない魅力」とシルク素材の優秀さを強調。「奇抜な柄ほど洋服にすると映える。古いきものは宝の山。新しいおしゃれとしてどんどん提案していきたい」と意気込む。問い合わせは近藤さん(電090・1539・5967)へ。