桐生タイムス | 桐生市との“将来研” 石原市長が前向き発言

きょうの夕刊

桐生市との“将来研” 石原市長が前向き発言

2010-3-2

 みどり市議会(藤生英喜議長、定数22)3月定例会は2日、大間々庁舎の議場で本会議を開き、前日に引き続いて一般質問を行った。亀山豊文桐生市長が新年度、合併を見据えた将来ビジョン研究会の設置をみどり市に申し入れる考えを表明したことについて、石原条みどり市長は「議論することが大事。過程も含めて情報を公開し、そこで市民の感覚や温度をはかりたい」などと設置に前向きな発言を繰り返した。
 【桐生市との将来ビジョン研究会】亀山桐生市長は1月7日の桐生商工会議所新年互礼会で、合併を見据えた「桐生・みどり両市域将来ビジョン研究会(仮称)」の設置を新年度、みどり市に申し入れる考えを表明。石原市長も直後、桐生タイムス社の取材に「広域市民の利益にかなうなら喜んで協力したい」とコメントしている。
 これに対し1日の本会議で金子実議員(みどり新生ク)が石原市長に、「時期尚早との立場から」(同議員)発言の真意をただした。
 石原市長は「両市民、広域市民の利益に資するなら合併に限らず協力するのは当然。ただ公式の話し合いはない。立ち話か、それに準じた席で、こういうことをやりたいという話は聞いたが、具体的な提示があったわけではない」とした。
 さらに「議論することが大事。どんな形であれ市民の利益に資するなら議論を交わしたいし、過程も含めて情報は公開したい。そこで市民の感覚や温度をはかりたい。申し入れがあれば話し合いをさせていただきたい」と述べた。
 財政状況をめぐり2008年度決算での財政調整基金残高がみどり市約48億円・桐生市約14億円であることなどを問われると、「こうした議論をオープンに言い合う場ができることは前進。申し入れがあれば、桐生市側からある意味、覚悟のほどが示されると思う。そこで初めて土俵にのれると考えている」と意義を強調した。
 このほか金子議員は競艇をめぐる両市のスタンスの違いについても質問。03年に桐生市が市民アンケートで撤退を決め、旧笠懸町が同年の住民投票で存続を決めたことの認識をただした。
 石原市長は「競艇についての経緯はその通り。競艇問題がクローズアップされたのは記憶に新しい」としつつ、「競艇事業は重要な産業の一つ。財政にも寄与しており、関係を続けたい」と答えた。
 一方、2日の本会議では荻野忠議員(広和ク)は石原市長に、再選後必ず桐生合併を決断するよう要望。石原市長は「機運の高まりや環境に左右される。申し入れの内容が分からない以上、そこまでは答えられない」と述べるにとどまった。