きょうの夕刊
減らすぞ光熱水費、厚生病院がESCO事業
2010-2-22
桐生厚生総合病院(丸田栄院長)は民間の資金とノウハウを活用し、年間約1・9億円かかっている光熱水費(電力、都市ガス、水道)を削減する。現在の方式に代わる新システムの提案を民間から公募し、それによって削減できる金額内で導入費をまかなう「ESCO事業」という方式で行う。ビル全体の光熱水費の削減につながるとして注目されている事業で、県内の病院で活用するのは同病院が初めて。現状と比べて年13%以上(約2400万円)の削減効果を見込んでいる。来年4月から新システムに移行したい考えだ。
ESCO事業は「Energy Service Company」の略。建物全体の電力・ガス・水道のシステムを改善(廃棄・新設も含む)し、そこで生みだした“節約分”を新システムの導入費用に充てる。改善提案そのものを民間企業に提案させ、かつ、維持管理もその事業者に委託する。つまり設計・施工も運営も、提案が採用された民間業者に任せる。国の補助金もある。
ESCO事業は、ビルなど建物全体の省エネ方法として注目されており、県は昨秋、総合交通センター(光熱水費は約2700万円)をESCO事業によって省エネ化する計画を打ち出し、すでに業者を選定して実施に向けて準備をしている。県としては初めてのESCO事業。
桐生厚生総合病院の光熱水費は2006〜08年の3年間の平均で電気が年1億782万円、都市ガスが年5995万円、水道が年1941万円の計1億8718万円。
昨年11月から今年1月にかけて、13%以上(約2400万円)の削減効果が見込める計画を民間から募集。3業者から事業提案書が寄せられた。
選定は、群馬大学工学部教授などの外部の審査委員も交えて行い、3月中に決める。すぐに補助金申請し、認められれば8月ごろから改修工事に入り、試運転を経て、11年4月から本稼働させる予定。
なお、ESCO事業の提案審査会はきょう22日午後、同病院で初会合を開く。
新システムが採用されると、現在、暖房用に使用している炉筒煙管ボイラー3台や、冷房用の蒸気吸収式冷凍機4台などが更新される。

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