桐生タイムス | 桐生市議会 議会内対立また噴出

きょうの夕刊

桐生市議会 議会内対立また噴出

2010-2-19

 桐生市議会(幾井俊雄議長、30議員)の議会内の対立が止まりそうにない。18日に各派代表者会議、議会運営委員会を相次いで開き、無会派クラブ(西牧秀乗代表、2人)の予算総括質疑を認めず、予算特別委員会の委員構成に加えない措置をとることを決めた。また西牧議員については昨年12月定例会時と同様、一般質問を許可しないことも決めている。対立は根深く、約1年後に控えた市議選まで、この構図は続きそうだ。
 無会派クに対する措置は、1月下旬に同ク会員が議長の議会運営などを批判する内容のビラを数枚、当時無会派議員の控室の入り口ドアに張ったことについて、「張った本人から、きちんとした謝罪がない」ということが主な理由。前回(8日)の各派代表者会議で西牧代表が「ご迷惑をかけた」と述べたが、他会派は納得せず、18日の各派に持ち越しとなった。
 無会派クは1月下旬の各派代表者会議開会中に提出した会派結成届が取り上げられず、その際に議題となっていた議員控室の割り振りなどに会派として参加が認められなかった議会運営の手法に抗議し、改めて各派のやり直しを議長に求めていた。
 18日の各派では関根幸夫代表(桐新ク)から「(総括や予算特別委への参加について)今回は避けて、6月ごろから入るようにすれば」と妥協案ともとれる意見が出たが、西牧代表は「今回の事態と予算総括、予算特別委のことは別問題。今までの議会ルール(2人以上会員がいる会派は総括質疑ができる、予算・決算特別委に委員を出せる)にそってやってもらいたい」と主張。
 この発言をめぐってまた議論百出。改めて「本人謝罪」に議論が集中。最終的には小滝芳江代表(クラブ21)の「本人から謝罪がなかったことを確認してほしい。総括、予算特別委への参加は認められない」との発言を受け、幾井議長が「今回は無理かなということで結論づけた」とまとめた。この結論に対して、本人謝罪を求めていた中田米蔵代表(共産)は「保留にしてほしい」、西牧代表は「規則にのっとって」と発言した。
 一方、西牧代表の一般質問については「(議会から)告発された議員が市政について質問するのはおかしい。告発の結論が出るまでは一般質問の自粛を求める」などとして12月定例会で認めなかったのと同様の理由で、3月議会での一般質問も許可しないこととした。
 12月議会での同問題については西牧代表が、議員の権利を奪われ、精神的苦痛を受けたとして幾井議長を相手に100万円の損害賠償などを求める訴訟を前橋地方裁判所桐生支部に起こした、と1月に記者会見を開き発表した。
 一般質問不許可について西牧代表は「総括質疑をさせないことも含めて異常」などと話しており、今後も同様の事態が起きることも予想され、混乱に歯止めがきかない状況も考えられる。

 各派代表者会議終了後には議会運営委員会も開かれ、無会派クを除いた総括質疑の順番、予算特別委の委員構成を決めた。新政会、共産は保留としたが、特に反対する意見はなかった。
 桐生市議会の会派はクラブ21(8人)、愛・桐生(6人)、新政会(6人)、共産党(3人)、公明クラブ(2人)、桐新クラブ(2人)、無会派クラブ(2人)の7会派。それに無会派1人。