桐生タイムス | 買い物どこで? 桐生市民対象にJST調査

きょうの夕刊

買い物どこで? 桐生市民対象にJST調査

2010-2-17

 桐生市民は日ごろどんな交通手段を使い、どこで買い物をしているのかー。そんな調査に、群馬大学大学院工学研究科の関庸一教授らのグループが取り組んでいる。昨年9月、市内1万世帯を対象に行ったアンケートでは、2264の回答が寄せられ、回収率は22・6%に上った。今回の速報結果は、表面的な数字を紹介したもの。関教授らは今後、詳細な分析を行い、市民や商店主らに結果を公表する予定。コンパクトなまちづくりと地域商店街の活性化に生かす計画だ。
 アンケートはJST「地域力による脱温暖化と未来の街ー桐生の構築」プロジェクトの一環として、桐生市、桐生商工会議所の協力を受けて実施。昨年2月の「桐生市商店経営実態調査」に続く第2弾となる。
 昨年9月、市内の約5万世帯から無作為抽出した1万世帯にアンケートを送付、全世帯の4・5%に当たる2264の回答が得られた。サンプル数としては十分基礎資料になりうる数字だ。
 アンケートでは「この1カ月の間のあなたの買い物行動」について、「どこで、何を買い、どんな交通手段を使ったのか。店まで何分かかったか」(複数回答可)など、具体的な質問を設定。
 また、市民がどんな基準でお店を選ぶのか(選ばないのか)、「桐生市内の中心商店街」「近隣の大型小売店」「郊外型の大型店」という分類で質問も設けた。
 速報結果では、回答者の6割がヤオコー(桐生マーケットシティー)を、4割が長崎屋を訪れるなど、食料品や日用品を扱うスーパーが上位を占めた。桐生市の中心商店街は長崎屋のほぼ半数だが、市内全域でみると小売店(専門店)の利用者は5割近くに上ることも分かった。
 店を選ぶ基準では「なじみだから」「商品知識が豊富」「個性が好き」など、商店街と大型店が拮抗(きっこう)する項目がある半面、「品ぞろえ」「価格」「駐車場」といった項目では大きな差が開いた。
 「商店街が健闘している項目もあり、課題の見直しとともに、長所を伸ばす工夫や努力が必要では」と関教授。今回の速報は単純な数値紹介だが、教授らは今後、年齢別の買い物行動の傾向や交通機関と買い物行動との関係など、分析を深める一方、前回実施した「商店経営実態調査」とのつき合わせなども行う予定だ。