きょうの夕刊
国道50号前笠道路、凍結候補解除に
2010-2-13
政府が衆院予算委員会理事会に提出した2010年度公共事業予算の個所配分額(個所付け)の全容が12日判明し、桐生広域圏内の直轄国道事業として、昨年11月の予算要求段階で予算額「0〜1億円」の凍結候補だった国道50号バイパス前橋笠懸道路が「3〜4億円」に増額されたことが分かった。
同道路は、みどり市笠懸町鹿交差点付近から前橋市今井町の上武道路交差点付近までの約12・5キロ区間を、標準幅員約27メートルに4車線化するもの。慢性的な渋滞解消が狙いで、県内路線は同区間以外すべて4車線化されている。
国土交通省は今年度、当初予算5億円、補正予算約6億6600万円を計上。鹿交差点付近から笠懸町商工会館西付近までの先行整備区間約500メートルの一部で用地買収を進めていた。
しかし政権交代後の昨年11月、同省は道路関係の10年度予算要求について「開通時期が近いもの、事業年数が短いもの」を優先する方針に基づき、10年度の同事業進ちょく見込みを「0〜1億円」とし、事実上の凍結候補としていた。
地元選出の石関貴史衆院議員は「地元代表として民主党県連の最優先項目の一つに入れた要望が受け入れられたことを喜んでおり、政権与党の一員として手応えを感じている。今後も地元のことを最優先に取り組んでいきたい」と話す。
国道50号バイパス建設促進期成同盟会会長の亀山豊文桐生市長は「公共事業が削減される中、事業が継続されることには安心したが、今年度の予算額を考えれば複雑な部分もあり、今後も建設促進に向けて活動したい」としている。
全国的にみると、直轄国道事業の中で予算額が「0〜1億円」の凍結候補は49路線。国土交通省が昨年12月初めまでに自治体に示した凍結候補は約120路線で、国道50号バイパスを含め約6割の事業が復活したことになる。
復活の財源は約600億円。10年度から廃止される予定だった国直轄公共事業の維持管理地方負担金が年末の予算折衝の結果、一部残ることになり、道路分で460億円の国費負担が軽減された。この結果、コスト削減分と合わせて600億円の予算を確保した。

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