きょうの夕刊
財政再建へ緊縮予算、桐生市新年度予算案
2010-2-12
桐生市は12日、2010年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比3・5%減の436億9千万円で2年連続減の緊縮予算となった。市税の約8億2千万円減をはじめ厳しい歳入状況が続いている中で、借金である市債の発行や歳出の投資的経費を抑制。職員数削減による人件費の圧縮などを行い、国の子ども手当分約20億円を除いた実質は同7・9%減となった。同予算案は24日開会の市議会3月定例会で審議される。
歳入の根幹である市税収入は対前年度比5・7%減の約138億円。企業業績の低迷などにより、個人・法人市民税などを前年度に比べた税収の落ち込みを約8億2500万円と見込んだ。
国からの仕送りといえる地方交付税も前年度比2・3%減の95億円と見込んだ。国の子ども手当や緊急経済対策で国庫支出金は増えたものの、実質的には大幅な歳入減となった。
苦しい台所事情の中、市債の発行は前年度比31・2%、約18億2千万円減の40億円に抑えた。中でも退職手当債は3億円とし前年度の3分の1以下とした。10年度末の市債残高は約409億円(一般会計)の見込み。
また、09年度末の残高が14億円と見込まれる貯金の財政調整基金取り崩しも2億5千万円(前年度6億2千万円)と最小限とした。
歳出は、人件費を職員数の削減などで、前年度比4・3%、約4億7千万円減の104億3千万円に減らした。定年退職者数が前年度に比べ20%以上少ないことも減の要因のひとつ。
借金返済にあたる公債費も大型事業の償還がピークを過ぎ、前年度比15・2%減。これら二つに扶助費を加えた義務的経費は、子ども手当分約20億円を除いた実質で約10億円減らした。
投資的経費とよばれる普通建設事業費(公共事業など)は前年度比39・2%、約19億7千万円減とした。中通り大橋線・第1期や新里総合センターなど大型事業の終了によるもので、歳入不足や起債抑制から必要最小限にとどめた形だ。
10年度の主要事業は、厚生病院負担金をさらに増額し7億8千万円としたほか、医師不足解消対策も継続して盛り込んだ。
また要望の多かった幼稚園の給食回数を週5回に拡大(拡大分約1224万円)。旧菱中学校の跡利用として特別支援教育施設を約3億6千万円かけて整備する。
その他大型事業では、小中学校耐震改修に約8億6千万円、上下水道整備推進で約8億2千万円、中通り大橋線整備・第2期で約3億1千万円など。

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