きょうの夕刊
災害時に備え見守り支援を みどり市と社協
2010-2-10
現行の福祉サービスでは対応しきれない身近な生活課題を解決するため、地域住民の参加を得て行政と社会福祉協議会がつくる「地域福祉計画」。みどり市と同市社会福祉協議会は10日までに、同計画の素案をまとめた。あいさつや声掛けで近所付き合いを深め、手助けが必要な人がどこにいるのか、地域で情報共有する重要性を強調。個人情報保護との兼ね合いで消極的になりがちな情報共有の機会を設け、災害避難時にも対応できる見守り支援の仕組みづくりが必要とした。
素案は市ホームページのほか、3月8日まで各庁舎で閲覧できる。市と市社会福祉協議会は素案に対する市民の意見を募集中。寄せられた意見を踏まえて今年度中の計画策定を目指す。
同計画は、行政が縦割りで担う福祉施策を総合的に進めるための計画で、市や市社福協、住民の取り組むべき役割を示す。地区別懇談会などで住民参加の計画づくりを進めてきた。
素案では、あいさつや声掛けで近所付き合いを深める市民運動を提唱。それを通じて高齢や障害などで手助けが必要な人を把握し、子どもを含めた見守り活動を充実させるとした。
また公的サービスでは対応できない身近な生活支援を、地域のボランティアで担う仕組みづくりを推進。具体例として在宅で移動困難な人を支援する移送サービスの重要性を訴えた。
特に災害時については「避難に支援が必要な人をだれがどう助けるかが課題」と強調。緊急時の役割分担をあらかじめ地域で話し合い、地域全体で防災活動に取り組むことを求めた。
その一方で、「個人情報を保護する側面が強調され、(支援が必要な人の情報が)有益に活用されていない」とも指摘。近所付き合いや地域内の会合などで情報を共有し、地域全体で支援の橋渡しができる仕組みづくりが必要とした。
素案の閲覧は、担当の市笠懸庁舎社会福祉課のほか、大間々・東・水道各庁舎の総務課で、平日の午前8時半から午後5時15分まで。市ホームページ(http://www.city.midori.gunma.jp/)でも閲覧できる。
市民の意見募集は3月8日まで、市社会福祉課地域福祉係まで持参か郵送、ファクス(76・9048)、メール(shakai@city.midori.gunma.jp)で受け付ける。問い合わせは市社会福祉課地域福祉係(電76・0975)へ。

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