きょうの夕刊
“本物志向”人気 ひな人形商戦、ピークに
2010-1-30
春を思わせる陽気が続く中、人形店では色鮮やかなひな人形たちが並び、春本番を待っている。商戦は2月初旬がピークという。
今年で創業80年のおぎぜん(みどり市大間々町大間々)では、近年主流の3段・5人飾りを中心に、化粧箱に収納できる平飾りや豪華な5段飾りなど多彩な新作がずらり。売れ筋は15万円前後の3段飾りで、十二単(ひとえ)の本格仕立てや、金襴(きんらん)の衣装に刺しゅうを加えた華やかなデザインなど“本物志向”の品が人気という。
荻野忠社長(62)によると、ひな人形の売り上げはここ2年ほど前年比プラスで推移。「出生数は横ばいで、単価も下がっている半面、客数が増えている。団塊世代が祖父母になった影響もあるが、今まで飾らなかった家が買う傾向がある。家族のきずなが再認識されてきたのでは」
桐生市黒保根町出身の橋本安夫さん(56)と、妻の美津子さん(55)=前橋市=は、昨年結婚した娘の佳奈子さん(30)の嫁入り後の初節句に「贈りびな」を求め来店。「実家にはそういう風習はない」という橋本さんだが、美津子さんの実家の旧粕川村にはあるという。荻野社長は「桐生周辺は代わりに白髪の高砂人形を贈りますね」と話す。

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