桐生タイムス | 桐工の伝統行事 歴史刻んで寒中マラソン

きょうの夕刊

桐工の伝統行事 歴史刻んで寒中マラソン

2010-1-23

 56年の歴史を刻む県立桐生工業高校(豊島卓司校長)の伝統行事、「寒中マラソン」が今年も19日から22日までの4日間、同校から桐生が岡公園の裏を抜け、宮本町から山手通りを巡る約2キロのコースで行われた。最終日には、同校PTAの役員らが手づくりした「豚汁」が振る舞われ、生徒たちは母校の味を存分に味わった。
 かつては真冬の早朝に実施していた桐工伝統の寒中マラソン。安全に配慮し、2007年からは正午すぎのおよそ30分をマラソンに当てている。
 最終日の22日、冬らしい冷たい風が吹く中、ジャージー姿の生徒たちは思い思いのペースでマラソンコースを駆け抜けると、そのまま中庭に集合。保護者や教諭らが手づくりした温かい豚汁を受け取り、じっくり煮込んだ肉や野菜をほお張った。
 豚汁の味付けは同校PTAの伝統。大胆にカットした豚肉、こんにゃく、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、ダイコン、ゴボウ、キノコ類を煮込んで仕上げた母親の味ならぬ“母校の味”に、3年生の藤沼翔さんと2年生の大石翔太さんは「全力で走った後の豚汁はおいしい」と、満足そうな表情を浮かべていた。
 同校PTA会長の星野甲士さんは「調理も今年で3年目。今回が一番うまくいったかな」と、出来栄えに自信をのぞかせていた。