桐生タイムス | 和装展示会を集約 桐生織協、都内で初の試み

きょうの夕刊

和装展示会を集約 桐生織協、都内で初の試み

2010-1-22

 桐生織物協同組合(後藤隆造理事長)は東京・日本橋の綿商会館で21日と22日、これまで都内で別々の時期に実施していた和装関連の展示会を初めて集約する形で催した。同時開催によって産地からの発信を強化し、来場者増による需要開拓を図るのが狙い。初日から数多くの業界関係者が足を運んだ。
 集約したのは、来場者による投票で新規開発した製品の賞を決める「桐生織物求評会」と服飾工芸部会の「服飾工芸展」、学生から公募した図案を基に着物や帯を製品化する「和装新製品開発事業」の作品展示、それに「織姫展」東京展の四つ。桐生産地で行われている和装のものづくりへの関心を高めるべく、初めて試みた。綿商会館の3〜5階の全フロアを活用した。
 桐生織物求評会はのべ49社が計195点を出展。この中には和装新製品開発事業でつくられた製品も含まれ、斬新なデザインに会場を訪れた業界の企業に勤める女性は「かわいい」と声を上げつつ投票用紙に気に入った製品の番号を書き込んでいた。
 服飾工芸展は10社が150点を発表。新作のほか、県繊維工業試験場との共同研究で「エコ繊維」を用いた製品群を前年に続いて披露した。8社が参加した織姫展は合計で約2000点の帯や着物を展示し、個々の企業が問屋らに製品をアピールした。
 「各社が一生懸命努力して新作を出してくれた。時節柄、新しいものを探しているお客さんが多いこともあるが、活況を呈した。引き合いもずいぶんあるようだ」と後藤理事長。「厳しい状況の中、いい形で新たなスタートを切れた」と手応えを語った。最終的な効果を検証した上で、来年度も同様の形で実施するかどうかを決めることにしている。