桐生タイムス | 西牧市議が一般質問不許可で議長を提訴

きょうの夕刊

西牧市議が一般質問不許可で議長を提訴

2010-1-14

 桐生市議会の西牧秀乗議員は13日、昨年12月定例会で一般質問を許可されず、議員の権利を不当に奪われ、精神的苦痛を受けたとして幾井俊雄議長を相手に100万円の損害賠償と新聞社7社への謝罪広告掲載(約152万円)を求める訴訟を前橋地方裁判所桐生支部に起こした、と記者会見を開き発表した。また西牧議員は会見で「一般質問の権利を不当に剥奪(はくだつ)されたことについて、法廷の場で整理し、自分の主張の正しさを証明したい」などと話した。
 訴状によると、西牧議員は規則通り12月4日に一般質問を通告したが、「百条委員会で告訴(告発)されているからさせない」「9月議会の西牧議員の一般質問の際、13人が出席せず、議会が遅れた。12月議会でも同様の混乱が生じる」ことなどを理由に一般質問をさせないと宣言された。
 幾井議長は「訴状をまだみていないのでなんともコメントできない。ただ各派代表者会議で決めたことで、議会全体にもかかわる問題とも考えられるので、今後、相談しながら対応したい」とした。
 西牧議員の12月議会での一般質問をめぐっては同月7日の各派代表者会議で「百条委で告発された議員が一般質問をするのはおかしい」と13人の議員が退席した9月議会と同様の事態が生じ、議会が混乱する恐れがあるとして、12月議会での一般質問は認めないこと、また、今後の一般質問についても告発の件の結果が出るまで自粛を求めることを全会一致で決めた。議長も西牧議員の一般質問を不許可とする判断を下した。
 その後、共産党は「一般質問は行わせるべき」などと主張を変えたほか、西牧議員も議長に対して「混乱を招いたのは出席しなかった議員の責任」などとして一般質問の権利の復興を求める申し入れを行っていた。
 百条委は「議員の不適切な学校施設使用等の問題調査特別委」の名称で2008年12月に設置。西牧議員が証人尋問への出頭請求に対し、正当な理由なく応じなかったのは地方自治法違反の疑いがあるとして前橋地検に告発している。