桐生タイムス | わ鐵の新作駅弁が大人気 都内で1日1200食を完売

きょうの夕刊

わ鐵の新作駅弁が大人気 都内で1日1200食を完売

2010-1-14

 わたらせ渓谷鐵道(本社みどり市大間々町、樺沢豊社長)が、地元食材にこだわって昨年末発売した新作駅弁「やまと豚弁当」(1千円)。東京・新宿の京王百貨店で開催中の駅弁大会「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」で、今月7日から13日まで実演販売したところ、1日で約1200食が完売するほどの人気メニューとなった。あす15日から通常営業する同鐵道・神戸駅のレストラン清流で予約受け付けを再開する。
 やまと豚弁当は、沿線の桐生市黒保根町に牧場がある国産ブランド豚「やまと豚」を使用。やわらかく甘みがあるのが特徴で、沿線のみどり市大間々町で醸造する「岡直三郎商店」のしょうゆを使った特製だれをからめるなど、徹底して地元食材にこだわった。
 また“駅の温泉”として知られる沿線の水沼駅温泉センターで使えるようにと、弁当を包むためのオリジナルデザインの手ぬぐい付き。包み紙の裏にも沿線の観光マップを印刷するなど、食べること以外にも沿線の旅を楽しんでもらえるよう工夫を凝らした。
 駅弁大会は京王百貨店新宿店の新春恒例催事で、7〜19日に全国約200種類の駅弁を販売。このうち「頑張れ!ローカル線」と題する企画で、わたらせ渓谷鐵道に白羽の矢が立ち、13日までの7日間限定で、やまと豚弁当を実演販売した。
 期間中は、樺沢社長をはじめ社員、女性乗務員「わ鐵アテンダント」らが、慣れない実演販売に試行錯誤。最初2日間は1日400食前後の売れ行きだったが、手際が良くなってきた3、4日目になると同600食前後へと伸ばした。
 さらに終盤3日間には売れ行きが急上昇。11、12日は各約1200食、13日は約1100食が、それぞれ閉店1時間以上前に完売した。7日間合計で約5400食。初出店ながら「1日800食」という強気の目標をほぼ達成した。
 わ鐵関係者が駅弁大会初出店に奮闘する様子は、11日午前に放送されたTBSテレビの人気番組「はなまるマーケット」でも詳しく紹介。スタジオでの出演者の試食が好評だったことも追い風となり、やまと豚弁当は同日以降キャンセル待ちの行列ができるほどの人気となった。
 樺沢社長は「わ鐵そのものを売り込むつもりで真剣に取り組んだ。PR効果は計り知れない。『どこへ行けば食べられるか』との質問も多く、ぜひ今後の誘客につなげたい。春以降のトロッコ列車でも販売したい」と期待する。
 また駅弁大会参加で、わ鐵社員の連帯感がより高まった効果も強調。「運転士も女性乗務員も職種に関係なく、みんなで一緒になって真剣に取り組むことができた。その姿勢を共有できたことは、必ず今後の業務に生きてくる」と語る。
 やまと豚弁当を販売(予約必要)する神戸駅構内の列車型食堂・レストラン清流はあす15日から営業を再開し、同弁当の予約受け付けを始める。実際の販売は翌16日以降になる見通しだ。
 同弁当の予約はレストラン清流(電0277・97・3681)へ。営業時間は午前11時〜午後4時半で、12〜3月は月曜定休(月曜が休日なら翌日)。問い合わせは、わたらせ渓谷鐵道(電0277・73・2110)へ。