きょうの夕刊
新里で未明に住宅全焼、妻死亡 焼け跡から2遺体
2010-1-9
9日午前2時25分ごろ、桐生市新里町鶴ケ谷412の9の自動車修理販売業瀬谷光司(みつじ)さん(59)方から出火、木造平屋建て約150平方メートルを全焼した。焼け跡から成人男性と子どもとみられる2遺体が見つかり、妻の美和子さん(60)が収容先の病院で死亡した。大間々署は、遺体は瀬谷さんと遊びに来ていた孫の高田朱莉(あかり)ちゃん(6)=同町山上=とみて身元の確認を急ぐとともに出火原因を調べている。
大間々署などの調べによると、瀬谷さん方は2人暮らし。男性の遺体は北側の居間で、子どもらしき遺体は南側の4畳半の部屋で見つかった。近くに住む瀬谷さんの弟の長男がパチパチと焼ける音に気付き、火の手が上がっているのを発見、弟が通報した。
近くに住む瀬谷さんの兄は「パチパチという音で目が覚め、見ると弟の家が燃えていた。玄関が閉まっていたので南側の方に回りガラスを割って助け出そうとしたが、火炎が強くなってしまった」と話した。
美和子さんは玄関付近に倒れていたところを消防署員らが救出、桐生市内の病院に収容されたが、同日午前3時52分に死亡が確認された。瀬谷さんは約2年前に認知症を患い、週に3日通所の介護施設に通っていた。
現場は県立ぐんま昆虫の森駐車場出入り口の西約100メートルの住宅点在地。近所の住民らは不安な表情で消火活動を見守った。
所在不明の朱莉ちゃん 4月に小学校入学予定
朱莉ちゃんは3月に地元の城山幼稚園を卒園し、4月に新里中央小学校に入学するのを楽しみにしていただけに関係者のショックも大きい。
親類や同園関係者の話によると、朱莉ちゃんは明るくほがらかで、活発な子どもで、バレエを習っていた。また、出張の多い父親の仕事の関係で母親の実家である瀬谷さん方で過ごすことが多かったという。
8日は同園の始業式で、朱莉ちゃんも元気に登園して帰っていったという。
また、昨年12月13日に開かれた「おゆうぎ会」ではほかの年長組の友達と一緒に釈迦(しゃか)像に花を手向ける「献華献灯」を立派に務める姿がみられたという。
仲尾尚俊園長(64)は「本当にびっくりです。卒園文集で思い出や夢などを書いてもらうことになっていたのに、まさかこんなことになるとは…」と肩を落とした。

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