桐生タイムス | 上菱浄水場の水質見張り番にメダカが一役

きょうの夕刊

上菱浄水場の水質見張り番にメダカが一役

2010-1-6

 桐生市水道局は、上菱浄水場での原水の有害物質監視をよりいっそう強化するため、ヒメダカを使った原水監視装置(生物センサー)を設置、運用を開始した。市水道局によれば、同装置は原水の状況を24時間自動監視し、万が一毒物などが混入した場合、早期に異常を発見し知らせるようになっている。齋藤陽一水道局長は「これまでも十分な安全性が確保されているが、さらに高めるため導入した」と話している。
 上菱浄水場での原水中の有害物質監視はこれまで、金魚の飼育を行い、職員による定時的な目視で実施してきた。ただ、同場の管理体制は夜間、土・日曜日、祝日は警備員のみの配置で、運転管理は元宿浄水場からの遠方制御であることから、高度の原水監視が求められていたという。
 この装置では常時、原水をヒメダカのいる水槽に流入させており、ヒメダカの様子はCCDカメラで常時職員がいる元宿浄水場に映像で送られるとともに、コンピューターで動きを解析し、動きに異常があった場合はすぐさま警報が発せられ、取水停止など、しかるべき対応がとられる仕組み。
 ヒメダカは群れ(12匹)で飼育しており、監視の確度を上げている。ヒメダカを用いた監視装置は日本水道協会発行の水道維持管理指針に述べられている魚類による水質監視法。ヒメダカは人間に有害なほとんどの物質に反応するため、水質の異常が簡単確実に、すばやく分かるなどのメリットがあるという。
 装置の大きさは高さが170センチ、奥行き・幅とも80センチほど。その中にヒメダカのいる水槽やカメラなどが設置されている。