桐生タイムス | 「初市」盛大に 民営化後、初めて

きょうの夕刊

「初市」盛大に 民営化後、初めて

2010-1-5

 桐生地方卸売市場で5日朝、2010年の初市が開かれた。底冷えのする場内では、さっそく初競りがスタート。不況の時代だからこそ原点に立ち返り、安全で質のよい品物を桐生・みどり市民の台所に届けようと、卸売業者と買い受け人たちの決意が、威勢のいい掛け声に強くにじんだ。
 昨年7月の民営化後、初めてとなる桐生市場の初市。式典で同市場協力会の関根正義会長(桐生冷蔵社長)は「慎重に事を運び、順調に推移した」と民営化元年を振り返るとともに、「よりよい市場の実現に向け、配送施設や低温売り場の整備など老朽化した設備の大幅改修も視野に入れたい」と抱負を表明。亀山豊文桐生市長は「安全安心の食を市民に届けてほしい。不況だからと下を向かず、たとえカメの歩みでも一歩ずつことを進めよう」とエールを送った。
 その後、青果・水産の両部門ではそれぞれ初競りがスタート。水産部門の恒例、マグロの初競りでは、ずらりと並んだ本マグロやバチマグロが掛け声とともに次々と競り落とされた。例年に比べやや安めの価格に、関係者たちは「消費者の口には入りやすいはず。たくさん食べてもらえれば」と話していた。