きょうの夕刊
厚生病院の未熟児センター拡充
2010-1-4
桐生厚生総合病院(桐生市織姫町)の周産期母子医療センター機能が6億円をかけて拡充される。新生児未熟児センターの21床を27床にするもの。国から群馬県に配分される「地域医療再生交付金」を活用して2013年度までに整備する。新生児未熟児センターは超低出生体重児や病気を持って生まれた赤ちゃんなどを受け入れ、24時間体制で集中治療をしている。しかし、東毛地域で同様の機能を持つのは桐生厚生以外に総合太田病院しかなく、二つを合わせても「患者受け入れ不可能日が1年の半数以上」(県医務課)あり、県立小児医療センターなど他地域の医療機関に受け入れてもらっているのが実情。それを少しでも改善するのが狙い。
新生児未熟児センターにある21床はNICUが9床、GCUが12床。07年に増床し、現在の規模になった。計画ではこれを各3床増やして27床にする。
地域医療再生交付金は各都道府県に50億円が交付され、群馬県はこのうちの約40億円を病院の整備(「群馬県地域医療再生計画」事業)に充てる。
そのうちの6億円で桐生厚生総合病院の新生児未熟児センターと妊産婦病棟を拡充させる。10年度から4年計画で整備する予定だ。
また、これと並行して、重症心身障害児の治療実績のある希望の家療育病院(みどり市大間々町)に、同センターのNICU後方支援病床を12床設け、桐生厚生をバックアップする。
容体が落ち着いている患者を桐生厚生から受け入れることで、その分、桐生厚生の患者受け入れ数を増やす。2年計画で整備する予定だが、金額は未定。これにより、同病院は137床になる。
NICUは人工呼吸などの集中治療が必要な赤ちゃんのための「新生児集中治療室」、GCUはNICUから出て一般病床に移る前段階の「回復期治療室」。桐生厚生総合病院の同センターは桐生地域だけでなく、栃木県や埼玉県から患者を受け入れることもあり、年間入院患者は210人にのぼっている。かつては救命が難しかった超低出生体重児の救命率も最近5年間は90%を超えているという。

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