きょうの夕刊
高校生就職戦線、冷え込み一段と
2009-12-21
不況による厳しい雇用情勢が、高校生の就職活動を例年以上に長引かせている。桐生地区の高校で話を聞いても、間もなく2学期を終える年の瀬に「内定」の通知をもらえぬ生徒の数は例年以上に多く、進路担当の教諭からは「本人や保護者、職安との連携を密に取りながら、辛抱強く取り組むしかない」と、これから社会に羽ばたく若者たちのフォローに心血を注いでいる。
世界的不況の影響で、高校生の就職活動は全国的に厳しい状況。桐生公共職業安定所の発表した10月末現在の内定率は前年同期を13ポイントも下回り、間もなく発表される11月末の内定率も「前年を大きく下回る状況に変わりない」と話す。
とりわけ厳しいのが普通校の就職活動。大間々高校の進路担当教諭は「求人票が届いたので採用試験に出向くと、数人の採用枠に対し100人を超える高校生が集まっていた。求人件数が減っただけでなく、採用倍率も格段に高まった」と指摘する。
生徒の中には3回、4回と試験・面接に臨んでいる生徒もおり、「目標に向けて最後まであきらめないよう、自信を失いかけた彼らの背中を押しています」とも。
桐生第一高校の就職担当教諭も「今年はあまりに厳しすぎる」とため息をもらす。事務職や製造業、販売業を希望する生徒が多い一方、求人は介護や看護といった福祉職が中心。「生徒が職を選べる状況にない。内定をいただけないまま年を越してしまう生徒も出てくるでしょう」とこぼす。
就職から進学へ、進路変更を考える生徒もいるが、「家庭的・経済的事情もあるので、変更したくてもできない生徒もいます」とも。
「生徒が就職を希望する限り、最後まで粘り強くサポートしたい」と話すが、前途は不透明だ。
桐生公共職業安定所には、12月1日付で高校生向けのジョブサポーターが配置され、各学校の進路指導教諭と連携を取りながら、ニーズ把握と求人開拓に力を注いでいる。また、大間々高校では就職活動専門の協力員が派遣され、支援を後押ししている。
他の高校にも、年の瀬のこれから試験を受ける生徒や、内定を待つ生徒はおり、「年内に決まってくれれば」と、各進路担当教諭らは祈るような気持ちだ。

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