桐生タイムス | みどり市の3商工会 合併先送り

きょうの夕刊

みどり市の3商工会 合併先送り

2009-12-15

 みどり市の笠懸町商工会、大間々町商工会、東町商工会は15日までに、市が補助金削減などを目的に要請していた商工会合併について「大間々は合意したが、東・笠懸は慎重で、しばらくの期間が必要」「平成25〜26年度(2013〜14年度)を目標として取り組むので、もうしばらくの猶予を」などと先送りする検討結果を市に示した。
 市内3商工会合併は、市が補助金削減などを目的に、今年度までの調整を要請。3商工会は07年10月に連絡協議会を設立し、県内商工会アンケートや合併商工会の先進地視察を行う一方、今年6月には合併研究会を設けて調整を続けてきた。
 検討結果は11月30日付の文書として、青山正敏・笠懸町商工会長、関口好一・大間々町商工会長、古美門君夫・東町商工会長の連名で石原条市長に提出。12月14日の市議会経済建設常任委員会(上岡克己委員長)で市が明らかにした。
 それによると、「大間々町商工会は理事会で合併の合意済みだが、東・笠懸町商工会は合併への理解を示しつつも、早々の合併には慎重。3商工会の合意として、しばらくの期間が必要であるとの結論に至った」とした。
 その要因として「先進地を視察した中で、組織の実態は合併前と同様。施設も存続し、職員数もほとんど変わらず、一部では会費統一もされず、合併を機会としての退会や、会員の利活用の困難さに合併の疑問さえ生じた」とした。
 また▽行政が合併するからではなく、あくまで主体的合併が重要▽現況3施設の存続は不可欠で、合併しても財政削減は困難▽合併後の会費均一化で値上げ問題が生じ、多くの退会者が予想される—などと指摘し、調整にしばらくの期間が必要とした。
 その上で3商工会は「平成23年度(11年度)からは広域連携を図り、共通事業を合同で行う」「合併は平成25〜26年度(13〜14年度)を目標として取り組むので、もうしばらくの猶予をお願いして検討結果とする」と結んだ。

背景に再編構想も

 常任委では市担当者が、先送りの背景にある県内商工会の再編構想を説明。県商工会連合会の構想として5年以内に県内8ブロックに集約しようというもので、当地域は桐生2(新里、黒保根)・みどり3の計5商工会を集約する構想という。
 3商工会に対する市の補助金(昨年度決算額4117万円)については、市補助金等検討審議会が「みどり市合併協議時に商工会合併推進を条件としたもので、合併しなければ10年度から大幅縮小」として10%削減を答申している。
 同補助金について赤石俊雄市長公室長は同常任委で「市としては丸々削減するのか、削減分を事業費に振り向けるのか検討したい。ただ切ればいいわけではない。それらを踏まえて来年度予算編成を考えていきたい」と述べるにとどまった。