きょうの夕刊
渓鐵で冬のトロッコ初運転 文化財めぐりツアー好評
2009-12-14
わたらせ渓谷鐵道が企画した「登録有形文化財めぐりツアー」が13日、大間々駅を発着点に行われた。申し込みが殺到したため、急きょ定員を増やしてトロッコ列車の運転に変更した同ツアー。冬のトロッコ列車運転は初めてのことで寒さが心配されたが、青空の広がる穏やかな日となり、吹き抜けのトロッコ車両でツアーを楽しむ乗客の姿も数多くみられた。
このツアーは同鐵道の37施設が11月2日に登録有形文化財となったことを記念し、群馬県、栃木県、桐生市、みどり市、日光市の教育委員会とタイアップして計画されたもの。当初は普通列車を使用し、定員30人の募集だったが、1週間で満員となったため、急きょトロッコ列車運行に変更し、約140人が参加して行われた。
青空が広がったこの日。参加者は大間々駅からこの日発売されたばかりの駅弁「やまと豚弁当」を片手に臨時列車に乗り込み足尾へ。途中、駅舎やプラットホーム、橋梁(きょうりょう)、トンネルなど登録有形文化財に近づくと列車は速度を落とし、乗客は車内で解説を聞きながら写真撮影を楽しんでいた。
また、足尾駅では足尾歴史館コースと古河掛水倶楽部コースに分かれて見学。前橋市富士見町から参加した夫婦は「こんな歴史があったとは。とてもいい勉強をさせてもらいました」と笑顔。また、写真付きの乗車証明書にはしゃぎつつも「つまらなかった」と話した小学2年生の男の子の父親は「子どもには難しかったかもしれないが、詳しく解説してもらえたのがよかった」と話していた。
「やまと豚弁当」発売
わたらせ渓谷鐵道は13日に行われた登録有形文化財ツアーに合わせ、群馬県内の牧場で飼育された「やまと豚」を使った新駅弁「やまと豚弁当」を発売した。
やまと豚弁当は1000円。肉質がきめ細かく軟らかで、脂肪に甘みのある豚肉を自慢のたれで焼き上げた一品。この日のツアー参加者にも「肉がやわらかい」「味がいい」と好評だった。
また、掛け紙の裏面は、沿線施設や登録有形文化財の場所が書き込まれた観光マップになっており、さらにオリジナルデザインの手ぬぐいも付いてくる。「手ぬぐいは水沼駅温泉センターの風呂でも使用ください」と同社では話している。
やまと豚弁当は神戸駅のレストラン清流で販売(電話予約)。また、来年1月7日から13日まで、京王百貨店新宿店で開かれる第45回「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」に出店し、PRするという。問い合わせは同鐵道(電0277・73・2110)またはレストラン清流(電0277・97・3681)へ。

ホーム
HOME
前のページへ