桐生タイムス | 伝統的工芸品産業功労で3氏表彰

きょうの夕刊

伝統的工芸品産業功労で3氏表彰

2009-12-9

 2009年度の伝統的工芸品産業功労者等表彰で、岩野武彦さん(67)=共立織物社長=と大澤純一さん(67)=大澤デザインルーム代表=が関東経済産業局長賞を受けた。また、前原征海さん(67)=織物参考館“紫”=が関東伝統工芸士会の功労者表彰を受けた。
 岩野さんは2002年から桐生織物協同組合副理事長。産地振興に努め、自社でも伝統的工芸品桐生織の技法の一つ、経錦織(たてにしきおり)を取り入れたゴブラン織りを手掛ける。意匠業の大澤さんは06年度まで桐生意匠組合代表を務め、桐生織協の後継者育成事業講師として後進の指導に尽力した。お召織や整経などで卓越した技能を持つ前原さんも同事業講師として活躍している。
 表彰に「業界に入って約60年。1300年といわれる桐生織物の流れの中におり、これを機にますます励みたい」と岩野さん。大澤さんは「19歳のときから意匠の世界で自分が努力した結果と思う。これからも恥じない努力をしたい」と力を込めた。前原さんは「定年後も手織り教室で教えている。いろいろなことを伝えていきたい」と話している。