桐生タイムス | えびす講あすから 移動舞台による「巌流島」を初公開

きょうの夕刊

えびす講あすから 移動舞台による「巌流島」を初公開

2009-11-18

 境内を彩るイチョウや紅葉が、晴れ渡った空から地をもしきりに染めるなか、関東一社の桐生西宮神社(桐生市宮本町二丁目)で恒例の秋季大祭えびす講の準備が進められている。商売繁盛や家内安全などの「福の神」として知られる同神社のえびす講は、桐生に冬の到来を告げる行事でもある。19、20の両日、不景気を吹き飛ばせとばかり境内や参道がにぎわう。前橋地方気象台の予報によると、19日は晴れで昼前までときどき曇り、最高気温は11度で冷え込みが厳しそう。20日は曇りで平年並みの気温となりそうだ。
 えびす講は19日午前5時ごろから20日午後11時ごろまで。神楽殿では19日午後3時ごろから川内町五丁目の白滝神社太々神楽が、20日は午後5時半、同6時半、同7時半ごろから石坂亥士さんによるえびす太鼓が奉納される。両日とも福まきがある。
 その隣に今年新設された舞台では、桐生からくり人形芝居が上演される。えびす人形の福まきのほか、移動舞台による「巌流島」が初公開となる。舞台は幅2間(約3・6メートル)、奥行き1間半(約2・7メートル)の広さを持ち、ここにパーツに分けて搬出入も設置も簡単にできるように工夫した装置を乗せ、人形5体を調整していく。
 移動舞台の作製には市内企業(ミツバ、小倉クラッチ、日本電産サーボ、ソフィア)の若手技術者が協力しており、「ドライバーひとつで設置できる」と古参メンバーを喜ばせている。波のうねりや武蔵と小次郎の決闘シーンなどは手動でタイミングを図るが「操作を習得すればだれでもできますよ」とのことで、見物を呼びかけている。
 また余興として、両日正午から藤まつみ一座の芝居、午後6時から歌謡ショーが行われる。

桐生駅で特産品販売やライブ

 福の神「えびす講」に合わせ、まちの玄関口であるJR桐生駅のにぎわい創出を目指す「桐生駅で物産展」が19、20の両日、同駅構内で開かれる。食品や繊維製品の販売に加え、20日はジャズライブも開催、来訪者をもてなす計画だ。
 桐生の魅力を駅から発信しようと、きりゅう市民活動推進ネットワークが桐生市と協同で取り組む「街中活性千客万来」事業。今年度は「官民パートナーシップ確立のための支援事業」として内閣府の支援を受け、駅周辺の活性化にも力を入れている。
 えびす講に合わせた物産展の開催も事業の一環。桐生広域でつくられる繊維製品や特産の食材・名物を販売し、駅を訪れる人びとに地域の魅力をアピールする計画。
 物産展は19、20両日とも午前10時〜午後8時すぎまで。黒保根の産直野菜販売は19日のみで午前10時から。
 また、20日午後4時と同5時からは、えきなかを会場にジャズライブも開かれる。宮原美絵さん(ボーカル)、吉野章太さん(キーボード)、田代直也さん(ベース)のトリオがスタンダードナンバーなどを演奏する予定。入場無料。
 きりゅう市民活動推進ネットワークでは、えびす講に出かけた足で駅にも立ち寄ってと市民に呼びかけている。

桐生飲食協会が炊き出し実演

 社団法人桐生飲食協会(飯塚忠雄会長)はえびす講初日の19日、桐生駅構内で災害時の炊き出し実演を行う。
 同団体の社会貢献事業として催す。豚ばら肉と大根の炊き込みごはんに豚ばら肉とレタスのスープを組み合わせた「とんとんスープごはん」をつくる。1杯300円で提供する。時間は午前10時から。終わり次第、終了する。