きょうの夕刊
歯科・医科がスクラム組み「口腔ケア研究会」発足
2009-11-5
歯科医や医師、歯科衛生士、薬剤師、看護職、介護職ら多職種の医療・医療関連従事者が連携して「桐生地区口腔ケア研究会」を発足させた。今月1日付。代表世話人は桐生市歯科医師会の塩崎泰雄会長。口腔(こうくう)ケアは口の中を清潔に保つことだが、それだけでも病状改善を促進したり、高齢者や障害を持つ人の病気予防にもつながる。任意の団体だが、歯科医師会や医師会、桐生厚生総合病院とも連携して年2回程度の会合を持ち、口腔ケアのレベルアップを図る。
事務局長は高木病院(桐生市相生町五丁目)口腔外科医長の鈴木円(すずき・つぶら)氏。口腔外科に長年携わっている同氏は今年8月、桐生市内で「口腔ケア勉強会」を開き、入院患者の病状が改善していく実例を示しながら口腔ケアの必要性を訴えた。桐生地域の看護師や歯科衛生士、歯科医ら150人以上が参加し、この勉強会が今回の研究会発足に結びついた。
口腔ケアは口の中を洗浄したり、清潔に保つよう指導するもの。かみ合わせを改善する外科的治療をすることもある。主に病気を持つ人や高齢者、障害を持つ人が対象。
一般の医師では口の中のことに手がつけられないが、歯科医師や歯科衛生士らが患者の口の中の治療や食事指導などをすると、少しずつでも食べることができるようになり、それが栄養改善につながり、体調を整えて病状を回復させるという。誤嚥性(ごえんせい)肺炎などの防止にもなる。
研究会は来年2月までに初会合を開く予定。年2回のペースで会合を持ち、最新技術の情報交換や人的交流をする。歯科と医科のこうした連携は珍しく、県内では初めてという。
代表世話人の塩崎さんは「高齢者、病後のリハビリの人にも大切なこと。お口のケアにちょっと気を使うだけでも体調回復や病気予防につながる。研究会で地域の医療のレベルアップが図れ、市民の皆さんの健康増進に寄与するはず」と話している。

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