きょうの夕刊
桐生ファッションウイーク まちなかに人・ひと・ヒト
2009-11-2
第14回桐生ファッションウイークは1日、「クラシックカーフェスティバルin桐生」をはじめ、服飾や食などこのまちならではの行事が同時開催され、市外からも多くの人がまちなかを訪れた。「文化の日」の3日も商店街を中心に多彩なイベントが予定されている。
クラシックカーフェス、工学部に1万5千人
群馬大学工学部キャンパスで催された「第4回クラシックカーフェスティバルin桐生」(実行委員会主催、桐生タイムス社など共催)は国内外の280台が集結。主催者発表で1万5000人が訪れ、終日にぎわった。
キャンパス内では愛知県のトヨタ博物館の「トヨダAA型」とフランスの名車「ブガッティタイプ57C」の2台が同窓記念会館前で特別展示され、関心を集めた。同博物館の川本常敬館長も来場した。小学生以下を対象にした「子どもお絵描き大会」も昨年に続いて行われ、クレヨンを手に真剣な表情で車を描く子どもたちのほほ笑ましい姿があちこちでみられた。
今回は初の試みとしてラリーを実施。70台が開通したばかりの高津戸橋や県立ぐんま昆虫の森、桐生市役所などを巡り、見物人やカメラマンが待ち構えた。キャンパスには大学が研究中の超小型電気自動車や自動車メーカーのエコカーも並び、新しい切り口での展示も行われた。
終了時のパレードは参加車両が次々と本町通りを駆け抜けた。今年も市民が沿道から紙手旗を振りながら「気をつけて帰って」「また来てね」などと温かい言葉を掛け、すべての車が通り過ぎるまで見送った。
愛車のイタリア車「フィアット500」で家族3人で初参加した軍司史剛さん(34)=東京都足立区=は「昨年見に来てすごく良かったので参加しました。パレードなどまちを挙げてやっている雰囲気がいい」と喜んでいた。
亀山豊文桐生市長や佐藤富三桐生商工会議所会頭が前日の前夜祭で「地域を代表するイベント」だと口々に語り、実行委以外の人たちも運営に協力するなど広がりが出てきた。前原勝良実行委員長は「まちを挙げた協力に助かりました。リピーターが多く、トヨタからも出展が得られたのはそれだけ評価されてきたということだと思う」と話している。
両毛五市麺バトル、1時間で500食完売
有鄰館敷地内では、固有のめん文化を持つ両毛5市のめん類を味わってもらい、トップのめんを決める「両毛五市麺(めん)バトル」が1日に催され、用意した500食が1時間で完売した。
5市にあるめん類振興団体で組織する「『麺の里』両毛五市の会」(会長=籾山和久桐生うどん会会長)が初めて企画した。桐生はカレーうどんで参戦。客は佐野のラーメン、足利のそば、太田の焼きそば、館林のうどんとともに食べ比べ、一番おいしかっためんに投票した。
結果、栄えある1位には178票を獲得した足利のそばが輝き、開催地の桐生は108票で惜しくも2位だった。
籾山会長は「これまでも5市共同でめんの販売を行ってきたが、今の時流に合った形としてバトル形式にしました。これほど人が来てくれると思わなかった」と企画の成功を喜びつつ、桐生うどんが次点だったことについて「ホームとして何としても優勝したかったが残念」と感想。
次回は足利での開催が検討されており、「次こそは何としても優勝したい」と雪辱に燃えている。
また、同じ会場ではファッションタウン桐生推進協議会による「子供洋食とぎゅうてんの復活販売会」も開かれ、こちらも2時間で完売。食のイベントはどちらも大成功だった。
ファッションデイin桐生、自分流のおしゃれ競う
長崎屋桐生店の桐生織物会館側入り口には1日、特設ステージが設けられ、「ファッションデイin桐生」(実行委員会主催)が開かれた。複数のファッションショーが行われた。
一般の人が自分流のおしゃれを競う「第7回マイスタイルコンテスト」には子どもから大人まで16人が出場。ファッションのポイントを自ら説明したほか、観客や審査員の前でパフォーマンスをしてアピールした。
審査の結果、「和ジュアル(和+カジュアル)」をテーマに既製品に装飾や改造を施した徳竹有里佳さん(36)=桐生市相生町二丁目=が最高賞のファッションウイーク大賞に輝いた。徳竹さんは「和ジュアルを広め、古くからの織物産地である桐生に元気になってほしい」と話している。
同日は東七丁目の旧東洋紡織工場で女子美術大学4年の前川加奈さん、前野里佳さんによるハロウィーンを題材にしたファッションショー形式のパフォーマンス「宴(うたげ)」も催された。
「ゆがんだ空間が出現したいっとき、幽霊がしたいままに無茶苦茶に生きる」との設定の下、宴の始まりから結婚までの七つのテーマで全体を構成。4歳から59歳までの男女17人が参加し、それぞれが個性的な幽霊を演じた。
このパフォーマンスに「今ある時間を心から楽しんで生きよう」とのメッセージを込めたという2人。「スタッフに恵まれ、たくさんの人にモデルになってもらえた」と多くの市民の協力に感謝していた。
桐生ハロウィンに200人参加
桐生ファッションウイークの一環、「仮装DEおいでよ桐生ハロウィン」(実行委員会主催)が10月31日、桐生市本町五丁目のジョイタウン広場と周辺商店街で開かれ、地場の布などで変身した子どもたちが「トリック・オア・トリート」の掛け声を響かせて商店巡り。広場では歌や踊りのパフォーマンスを繰り広げ、明るい“ハッピーハロウィーン”を演出した。
14回目の桐生ハロウィンには前回を上回るおよそ140組200人が参加。舞台の上ではおなじみの魔女を筆頭にお姫さま、カボチャ、さらにディズニーやピーターパン、不思議の国のアリスといった物語のキャラクターなど、ユニークな衣装をまとった子どもたちが次々に登場した。
愛くるしい笑顔を振りまきながら、歌や踊りを披露する出演者たちに、会場からは温かい拍手と歓声が。手づくりのヤッターマンの衣装でグランプリを獲得した吉村南さん、坂下菜々花さん、齋藤明日香さん(いずれも南小5年)は「グランプリを狙っていました。このメンバーで受賞できたことがうれしい」とご機嫌。
「このイベントを楽しみにしてる」という声も多く、実行委員長の金子由美彦さんは「日本で一番の仮装の祭典にしましょう」と、集まった人たちに呼びかけていた。

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