桐生タイムス | 桐生厚生病院08年度決算、赤字は前年度並み5億6千万円

きょうの夕刊

桐生厚生病院08年度決算、赤字は前年度並み5億6千万円

2009-10-31

 桐生厚生総合病院(丸田栄院長)の2008年度決算は前年度とほぼ同じ赤字幅(年間純損失額)の5億6600万円となった。同病院を運営する桐生地域医療組合(管理者・亀山豊文桐生市長)が30日に開いた定例議会で認定した。厳しい財政状況が続いていることから、昨年に続いて医師を除く管理職の給与削減を“延長する”ことも決めた。ただし、削減幅は月額4〜1%に縮小し、削減額の合計は対象となる71人の合計で年約630万円という。
 08年度決算は、事業収益が前年度比2・3%増の88億3740万円、事業費用が同1・7%増の94億350万円で、収益から費用を差し引いた赤字額は5億6610万円となった。
 補助金や固定資産売却益などの医業外収益を除いた「医業収益」は前年度比5・4%増え、83億9759万円となった。医業収益の約7割を占める入院収益は同9・5%、約5億2000万円も増えて59億7660万円となったのが主な要因。同3割弱の外来収益は同4・4%、約9600万円減って20億8945万円となった。
 入院患者数で最も伸びたのは産婦人科で、前年度比25・7%、3299人増の1万6147人。全体の入院患者数は同10・4%、3609人増の3万8400人だった。
 外来患者数は全体で同8・2%、4255人減の4万7823人となった。精神科(1345人減)や外科(1580人減)などで減少した。
 「医業外収益」は前年度(07年度)の約6億7000万円よりも大幅に減って約4億2700万円に“縮小”した。補助金などが減ったためで、その結果、赤字額はここ数年とほぼ同程度となった。
 同病院の最近の赤字額は2003年度が5億4812万円、04年度が6億3031万円、05年度が5億1070万円、06年度が4億2749万円、07年度が6億700万円。
 管理職の給与削減は今年12月から1年間の限定措置として実施する。対象は医師と歯科医師を除く管理職(事務、技師、看護職)で、71人が該当する。
 削減幅は部長級が月額4%、次長・課長級が3%、課長補佐・係長級が1%。削減額の月額平均は技師職が6415円、事務職が6966円、看護職が8020円。
 職員の給与削減(昨年12月から1年間の限定措置)は昨年に続いて2度目。だが、削減の合計額は昨年の約3600万円より少ない約630万円という。