桐生タイムス | 桐生市、観光基本計画策定に着手

きょうの夕刊

桐生市、観光基本計画策定に着手

2009-10-29

 桐生市は、今後のまちづくりの重要な柱である観光を推進していくため、その振興策の新たな指針となる観光基本計画の作成に着手。28日には市民らで構成する同計画作成委員会を設置した。計画は10年の長期計画、5年の短期計画を約1年間かけて作成する予定で、特に2011年に行われる大型観光キャンペーン「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」をターゲットとした実現可能な行動計画に力を注ぐこととにしている。
 桐生市の観光基本計画は1990年に作成したロマンチック・クロス・プランがあるが、その後約20年を経過し、合併による市域の拡大、観光客のニーズなど観光を取り巻く環境が変化してきていることから、新たに計画を作成することとし、今年度の主要事業のひとつに位置づけている。
 計画は、11年度を初年度とし、長期計画(10年)、短期計画(5年)を作成。さらに、短期計画では実現可能な施策を盛り込んだ行動計画づくりも進める。同年はJRグループと群馬県が一体となって全国からの集客を図る群馬DCが7月から9月にかけて実施されることが決定しており、これを有効活用できる行動計画とする考え。
 作成委員会は今後、月1回のペースで開かれ、桐生市観光の現状と課題の洗い出し、市内各地区の現地調査を今年度内に、来年度は産業観光や食・土産物などについての基本方針、観光スローガンの設定などを行いながら、11月中の計画作成を目指す。
 委員は市内の観光に携わっている団体や商業関係団体、鉄道事業者や一般公募による市民ら25人で構成。桐商の高校生も委員として参加している。委員長に佐羽宏之さん(きりゅう市民活動推進ネットワーク)、副委員長に細川宣秀さん(群馬大学工学部)が選ばれた。
 委員からは「ただ文章を作った計画ではだめ。そのためにも過去実現できなかった計画をなぜ実行できなかったのかを分析する必要がある」「テレビへの売り込みが効果的」「フットワークが利く計画とすべき」「若い女性が来てくれる仕掛けを」などの意見が活発に出されていた。