桐生タイムス | 「近代化遺産の日」に合わせ桐生市で18カ所公開

きょうの夕刊

「近代化遺産の日」に合わせ桐生市で18カ所公開

2009-10-17

 10月20日は「近代化遺産の日」。全国近代化遺産活用連絡協議会が定めたもので、5回目の今回はこの日を中心に全国で一斉公開、またその価値や魅力を広く伝えるためのイベントが行われる。桐生では18、24、25日、重要文化財や登録有形文化財をふくむ18カ所が公開される。
 近代化遺産は幕末から第2次世界大戦期までの間に建設され,わが国の近代化に貢献した建造物。ふだん何気なく利用している駅舎や橋梁(きょうりょう)、公共施設や地場産業の発展の礎となった工場など、生活に身近な存在だ。近年は新たな観光資源、魅力的なまちづくりや伝統産業の振興のよりどころとして、急速に社会的関心を集めている。
 県内では富岡製糸場、前橋市蚕糸記念館、館林市の旧上毛モスリン事務所など27件が公開される。なかでも織物業で繁栄した桐生には近代化遺産が数多く残され、活用が図られており、今回は街を舞台とした美術展「桐生再演15」の会期中で、アート作品とともに建物や場の雰囲気を味わえる会場もある。
 18日のみ特別無料公開するのは大谷石のノコギリ屋根工場を転用した桐生自動車博物館MAEHARA20th(広沢町六丁目)で、午前10時〜午後3時。24日のみの公開は木造ノコギリ屋根工場が現役で稼働する後藤(東一丁目)で、中庭から午前10時〜正午、午後1時〜3時に見学可能。
 3日間の公開は旧模範工場桐生撚糸事務所棟(絹撚記念館、巴町)、旧矢野蔵群(有鄰館、本町二丁目)、旧配水事務所(水道山記念館、堤町一丁目)、旧水道事務所(西公民館、永楽町)、旧北川織物工場中庭(無鄰館、本町一丁目)、森合資会社中庭(本町一丁目)、桐生倶楽部会館(仲町一丁目)、旧群馬県衛生所(明治館、相生町二丁目、有料)、旧金谷レース工業(ベーカリー・レンガ、東久方町一丁目)。
 上電西桐生駅では記念事業として18日午前10時〜午後4時、えきなか紗綾市や駅弁販売、パネル展、コンサート、デハ101特別運行などが行われる。
 「桐生再演15」の会場となっているのは桐生織塾(梅田町一丁目)、青木家住宅(同)、前原ガレージ(旧武田織物工場、西久方町一丁目)、森芳工場(東二丁目)、山治織物工場(境野町一丁目)、寺内家住宅(旧松岡商店、永楽町)。