桐生タイムス_20120112 | 桐工での取り組み 3年間の成果、全校課題研究発表会で披露

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桐工での取り組み 3年間の成果、全校課題研究発表会で披露

2012-1-27

 県立桐生工業高校(豊島卓司校長)で26日、第2回全校課題研究発表会が開かれた。3年生がこれまでの取り組みを全校生徒やPTA、同窓会、学校評議員や地域の人たちの前で発表するもので、昨年から始まった。今回は4科5組の発表に加え、東日本大震災の被災地で行ったボランティア活動の報告もあり、それぞれの努力の成果に拍手がおくられた。
 機械科1組の発表は「燃料電池車の製作」。教材用燃料電池を使ってデモ用の乗用車の走行に成功するまでを、動画も交えて紹介。燃料電池自体には課題が多いものの、機械科として工夫を重ね、時速15キロほどで走ることができる1人乗りの車を完成。体育館内を実際に走行して見せた。2組は「MCによる製品製作」で、マシニングセンタを使用した技能検定に全員が合格。六面立体パズルの製作の様子も示した。
 電気科はマイクロコンピューターを使った昆虫形ロボットや電球インテリアの製作に取り組んだ。ロボットは光センサーで障害物を避けて動き、電球は音に反応して点滅を変えるものだ。建設科は校内の第2グラウンドを測量し平面図を作製、また夏休み返上で練習し、測量競技の県大会で2位の成績を収めている。染織デザイン科は服飾の研究と作品製作。会場には各科の製作品も展示され、来校者が感心して見学していた。
 大震災後のボランティア活動には全日制338人、定時制8人、教職員43人が参加して、宮城県岩沼市の南浜中央病院や周辺の寺、民家などでがれきの撤去や泥かきなどを行ってきた。
 アンケートでは、60%が「これまでボランティア経験がなかった」が、「機会がなかった」(87%)ためで、「困っている人のために何かしたい」(63%)と参加。「大変だったがそれなりの充実感があった」(59%)、これからも「少しはやっていきたい」(48%)、「やりたい」(43%)と、前向きな結果が得られた。
 同病院は5月から全科で診療を再開するということで「小さな力でも役に立った」と喜びを表した。
 講評では同校OBで学校関係者評価委員の角田亘さんが「基礎知識を身に付けて創造性あるものづくりをしている、すばらしい発表だった。ものづくりへの情熱を身につけて、社会に出てほしい」と語りかけていた。