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外来者と地域を“縁結び” 空き店舗に飲食店出店へ
2012-1-19
桐生市中心街の空き店舗や空き家を再生し、新たな出店者や居住者に来てもらおうと、地縁や職縁などを生かして店・家探しや地域との“縁結び”を行う市民活動に、本町六丁目の市民団体「かんのんまちづくりの会」(角田晃嗣会長、約30人)が力を入れている。約1年前から再生に取り組む同町内の空き店舗も、18日までに出店者が正式決定。3月の開店予定で、昼はラーメン店、夜はワインバーにする。出店者は「橋渡し役をしてもらい感謝。地元密着型の店を目指す」と意気込む。
かんのんまちづくりの会は、本町六丁目の浄運寺(野口善教住職)を核としたまちづくり団体として2007年に発足。「ショコラ・ノア」(巴町一丁目)をはじめ古民家再生による開店を促すなどの実績があり、毎月18日夜に例会を開催している。
空き店舗・空き家の所有者からの依頼を受け、メンバーが活用案を考え、出店・居住希望者を発掘。当事者間の契約上の問題には立ち入らないが、その前後でメンバーが地縁や職縁を生かし、各方面に橋渡しして出店・居住をサポートする。
同会が1年前から取り組んでいる空き店舗は、本町通り沿いの旧今西豆腐店(本町六丁目)。同会の橋渡しで、まちづくり活動を学びに都内から移住した若者の住居や、イベント時の藍染め展示販売会場、吉本興業の若手芸人が月1回行うネット放送の収録場所などに一時利用された。
そうした地道な取り組みが今回、本格的な出店者決定へとつながった。出店者は桐生市境野町一丁目出身のソムリエ新井雄一さん(42)=みどり市笠懸町鹿=。都内のスペインワインバーで腕を振るい、帰郷後は県内のラーメン店店長を経て、念願だった自分の店をもつことにした。
店名は雄鶏を意味する「ROOSTER」で、3月上旬から中旬のオープン予定。当面は昼のラーメン店として営業し、一定期間を経た後で、欧風小皿料理とワインを楽しめるバーとして夜間営業を始めたい考えだ。
新井さんは18日夜の同会の例会に参加し、店舗改修などについてメンバーと打ち合わせた。新井さんは「まちづくり活動の延長線上として出店の話をいただいたので、できるだけ活動に協力していきたい」と語る。
同会の角田会長は「20〜40代の若手メンバーを中心に1年がかりで橋渡しができてうれしい。これを起爆剤に成功例を増やしたい。中心街への出店や移住を考え、良縁を探している人の“駆け込み寺”になれれば」と話す。
問い合わせは浄運寺内の同会事務局(電0277・45・2962)へ。

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