桐生タイムス_20120112 | 本町一・二丁目と天満宮周辺を保存地区に決定

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本町一・二丁目と天満宮周辺を保存地区に決定

2012-1-16

 桐生市は17日、本町一・二丁目の全域と天神町一丁目の一部を桐生新町伝統的建造物群保存地区として決定、告示する。今後さらに文化庁と協議を重ねて今年度中に申請、7月には重要伝統的建造物群保存地区の選定を受ける見込みだ。亀山豊文市長は16日の定例記者会見で「桐生の歴史と伝統文化を後世に引き継ぐための事業で、これを生かしながらものづくりのまちをアピールし、桐生を元気にしたい」と語った。
 桐生市桐生新町伝統的建造物群保存地区は、天正19年(1591年)から新たに町立てされた在郷町であり、近世後期から昭和初期に建てられた家屋や土蔵、ノコギリ屋根工場など絹織物業にかかわるさまざまな建造物が一体となって製織町として特色ある歴史的な環境をよく伝えているとして、保存計画、保存地区が決定された。県報でも同日に告示される。
 面積は13・4ヘクタールで、東西約260メートル、南北約820メートル、全430棟のうち保存物件候補は238棟、そのなかで所有者の同意を得た主屋88棟、蔵52棟、工場6棟、長屋門や井戸屋形など付属屋16棟、社寺9棟の計171棟が保存物件となる。ほかに塀や門、ほこら、灯籠、石橋、鳥居などの工作物169件、樹木8本が環境物件として保存される。
 地区指定後は建物の修理や新築、取り壊しなどの建築行為に許可が必要となり、地区内約300世帯(670人)に対しては1月1日付「伝建群だより」で周知した。修理修景などに補助金が出るのは、文化審議会の選定を経て予算付けされる2013年度以降になる。
 保存対策調査の開始から約20年、亀山市長は「もっとスムーズにできなかったかという反省もあるが、住民の理解を得ながら進めてきて、やっとここまで来た。東日本大震災も一つのはずみにはなった」と述べた。今後は「ものづくりのまち桐生をPRし、観光面でもさまざまな施策を通じて桐生を元気にしたい。市民にとっては自信と誇りを取り戻せると思っている」としている。