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走れることに感謝して 1キロ10円の義援金
2012-1-14
いつもしていることに感謝の気持ちを—。桐生市梅田町一丁目の自営業、小島隆さん(59)は週末にジョギングするたびに、1キロ10円を東日本大震災の義援金としてため続けている。「走れることに感謝する気持ちを忘れず、これからも長く続けたい」と語る。
小島さんが健康目的でジョギングを始めたのは約15年前。仕事の合間を縫って週末を中心にジョギングに励み、堀マラソンをはじめ県内各種大会のハーフマラソンの部などに出場している。
昨年3月の東日本大震災発生以降、桐生市内に福島県から避難してきた被災者と知り合ったり、避難先の公営住宅で飼うことができなくなった犬を被災者から一時期預かったりするなどの交流をもった。
そうした中で昨年6月、自分のできる範囲で震災復興の支援活動をしようと思い立ち、「チャリティーラン&ウオーク1キロにつき10円を支援」と自作したゼッケンを背中につけて走り始めた。ゼッケンを見た沿道の人から「がんばってるねえ」と声を掛けられることも少なくない。
走り終わって帰宅した直後、陶器製の貯金箱に、走った分だけ十円玉で貯金するのが決まり。昨年末までの約半年間に集めた2110円を年明けに、桐生タイムス社を通じて東日本大震災義援金(中央共同募金会)に寄付した。
小島さんは「震災を経て、走れること自体に感謝しなければと思うようになった。走りを楽しめるのも、衣食住が足りてこそ。わずかな額だが、少しでも役に立てたらうれしい」と控えめな笑みを浮かべた。

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