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岸朝子さん講話に280人

「健康の基本は食生活」、たいむす会講演会で

岸朝子さん講話「バランスの良い食生活が健康の基本です」と話した岸朝子さん 食生活ジャーナリスト、岸朝子さんの講演会「おいしく食べて健康長寿」が9日、桐生商工会議所会館6階ケービックホールで開かれた。桐生タイムス社の広告主らでつくる異業種交流会「たいむす会」の主催。85歳にして現役料理記者として活躍する岸さんは約280人の市民を前に「食は命。何をどれだけどうやって食べるかが大切です。医者や薬以上に食生活が健康のカギ」などとテレビでもおなじみのソフトな語り口で話した。

 3人を子育て中でしかも「4人目を妊娠中だった」という32歳で料理記者になった岸さん。栄養バランスを考えた食事、器の楽しみ方、郷土料理の食べ歩きというキャリアも積んできた。一躍全国に知られるようになったのは、人気テレビ番組「料理の鉄人」。企画段階から携わり、審査員の一人として「おいしゅうございます」の一言で有名になったが、その基礎には料理記者として積み重ねてきた実績があった。

 講演では、戦後すぐの「飢えの時代」から、「朝食をとらない家庭も珍しくない」という現代までの食生活の変遷、全国の郷土料理を食べ歩いた体験談、バランスの取れた食事の具体例などを披露。

岸朝子さんサイン会講演終了後のサイン会で、市民の希望に応じて著書にサインする岸さん(右) 「年をとったら意識して水分をとるように」といった助言から、「毛髪は血余(けつよ)ともいわれます。年をとるにしたがって少なくなったり、細くなるのは、血中のたんぱく質が減少しているため」「肉を食べるとエネルギーが出る。私は今でも週に2度は肉を食べています」などのマメ知識も伝授した。

 聴講した桐生市内の60代女性は「年を感じさせないお話に感動し、食生活の大切さを実感しました。あやかりたい」と感想を述べ、70代男性は「身近なテーマでよかった。バランスの良い食事のとり方が参考になった」と話した。

Last updated 2010-07-08