ぞうき林
医師吸引力
2010-2-22
桐生厚生総合病院の研修医を取材した。内容は20日付の特集記事(16、17面)で紹介したが、同病院には関係の深い群馬大学や名古屋大学以外の医師も少なくないことを知った▼たとえば、2007年度の「ぐんまの臨床研修病院データ」という資料によると、研修医として桐生厚生にきているのは新潟大学や産業医科大学、岩手医科大学、独協医科大学の出身の人もいる。桐生からその大学に進学した人ではなく、たまたま研修先として選んだのが桐生厚生総合病院だったのだろう▼群大医学部付属病院は香川、福井、金沢、富山、山形、秋田、東京女子医科、旭川医科など約20の大学から研修医を迎え入れている。他の病院をみると、聖マリアンナ医科大、琉球大の人もいる▼桐生厚生総合病院を運営する桐生地域医療組合の定例会が19日に開かれ、「医師不足の対策として何をしているのか」と議員の一人が質した。「来年度は群大生向けに桐生厚生をアピールする説明会を開く」と当局は答弁した▼丸田栄院長は「当院の医師の半分以上はこの地域に縁のない人。縁のない人を呼んでくるのは、よほどの魅力がないと…。また、そうした人をとどめておくには、それだけの魅力がないと…」と話した▼病院職員や行政や議員たちではできなくても、民間なら何かできることがあるような気がする。「桐生の病院で働いてよかった」と思ってくれる医師を1人でも増やしたい。そんな魅力って何だろうか。(な)

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