ぞうき林
職業選択の自由
2010-1-26
移動中、車のラジオから流れてきたニュースに耳を疑った。保護者へのアンケート調査で「息子には将来、公務員になってほしい」という答えが一番だったというのだ▼バンダイが0歳から12歳の子を持つ保護者を対象に行った「望ましい子どもの職業」に関するアンケート調査。男の子の1位は公務員でプロ野球選手、医師と続く。女の子のトップ3は看護師、保育士、パティシエ。男の子の場合、野球選手もサッカー選手も含む「スポーツ選手」でくくると、公務員を上回ったようだが▼長引く不況に「安定志向」が強まるのは理解できる。そこに驚いたのではなく、「将来なりたい職業=公務員」という図式に違和感を覚えたのだ。「公務員」って何だろうと。教員も消防署員も警察官も公務員である。おそらく多くの回答者がイメージした“役所勤め”の公務員にだって多岐にわたる分野の仕事がある。それを知っている大人が「公務員」でくくっていいのだろうか▼まあ、「スポーツ選手」という選択肢があるのだから目くじら立てる必要はないのかもしれない。「サラリーマン」が人気の時代もあったし。つまりは「給料が安定し、休みも取れ、リストラの心配のない」職っていうことなんだろうけど。「夢は公務員」って子どもはイメージしにくくないかなあ▼最近の子どもには学校の職場体験など、職業を学ぶ機会が設けられている。大人も選択肢を広げるため、職場体験してみてはどうだろうか。(野)

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