ぞうき林
地震の朝
2009-12-19
もや〜とした頭の中にずずずずと何かが小刻みにすべるような音がして、少しずつ大きくなって、横たわっている体が横にずれるように揺れて、目が覚めた。きのうの朝▼地震だ。揺れが収まるなり、枕元に置いてある携帯電話をワンセグにして、NHKを見る。群馬県南部は震度4。震源地が栃木県南部ということを確認して、少し安心した。寝る前に見たニュースで、伊豆の方で立て続けに地震が発生していて、大きいもので震度5弱を観測したというのを聞いていたからだ▼震度5弱という揺れを体感したことは記憶にないが、震度4より大きいのだからきっとたいへんなのだろうと理解している。それを踏まえて、もし伊豆が震源の地震で、桐生でこんなに揺れたとしたら、どんなに大きな被害が出ているのだろうと心配したのだ▼少し落ち着いて、周りを見直す。ベッドわきの本棚は倒れていない。本棚の上に置いてあるものも落ちていない。もっと揺れが大きかったら、落ちたり倒れたりしても不思議はない。怖いなあと思いつつ、一歩も動かず、ふとんから出ていない自分がそこにいた▼朝の弱さは自他ともに認めるところだが、それに加えて、急に寒いんだもの。その上、ふとんから出なくてもとりあえず用は足せたのだもの▼いろいろと便利な世の中ではある。でも、多少不便なほうが、努力したり工夫したりするかもね。そんな言い訳がもっともらしく聞こえてはいけないんだろうけど、寒いなあ。(篤)

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