桐生タイムス | マンモス

ぞうき林

マンモス

2009-12-11

 今年度の1073人が、3年後には1088人、6年後には1124人と増えていく。すでに県内最多の児童数を抱えるマンモス校、みどり市立笠懸小学校。その児童数の将来推計は今後も右肩上がりである▼子どもたちが1千人以上いる小学校を想像してみてほしい。1学年平均6クラスの計36学級。運動会では応援に駆けつける両親や祖父母らも含め、3千人とも4千人ともいわれる老若男女が校庭を埋め尽くす▼とはいえ、マンモス校は今に始まったことではない。1970年代後半の他校新設後も1千人規模は続き、90年代後半から一時的に大台を割ったものの、2004年以降は再び大台をキープ。その歴史はかなり古いのだ▼地元では当たり前のことだけに、保護者らの問題意識は意外なほど薄い。市教委が昨年末に実施した意識調査では、教職員の96%が「早急な改善が必要」としたのに対し、保護者の57%が「特に問題ない」とした▼みどり市教委はこのほど、今後の教室増設や学区再編だけでは限界があるとして「学校の新設分離が適切」との方針を表明。マンモス校解消という長年の課題に一定の方向性を打ち出した▼ただ地域のシンボルでもある学校の新設となれば、学区という名の大規模な地域再編は避けて通れない。12月市議会でゴーサインか否かを問われた石原条市長は「市教委の方針を尊重しながら、地域の意見を聞きたい」と慎重な表現に終始した。財政面も踏まえた総合的な判断が求められる。(針)