ぞうき林
自己防衛
2009-11-30
マーガリンや菓子の材料に用いられるショートニングなどに含まれるトランス脂肪酸について、消費者庁が含有量の表示義務付けを検討するという。以前から気になっていただけに注視している▼トランス脂肪酸は植物油を加工する際に生成される。脂肪分子に水素分子を人工的に結合することで植物性の油を常温で固形化する。劣化しにくく日持ちするため広く使われているが、研究では長期にわたって取り過ぎると血液中の悪玉コレステロールを増やし、逆に善玉コレステロールを減らすとされているほか、痴呆の引き金になるとの指摘もある▼海外では含有量の表示を義務付けたり、上限を定めて規制している国もあるが、日本では表立って話題になることが少なかった。食品メーカーの中にはホームページ上で成分に言及しているところもあるが「諸外国と比べて摂取量が少ない日本の食生活では健康への影響は小さい」という見解が主流だ▼知人に教えてもらうまでは「マーガリンはバターより健康にいい」と思い込んでいたから、散々摂取してしまったが、子や孫の世代にはそうあってほしくない。同じように考える人は少なからずいるのではないだろうか▼今のところ、気になる場合は自分で調べて判断するしかない。メーカーの中には自社製品の含有量を公開している社もあるし、市販品で含有量が少ない商品もあるので、チェックしてみてはどうだろうか。(悠)

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